今日(3/18)は、朝から雨。
その雨の中、市内のほとんどの小学校で卒業式が行われた様だ。
今年の卒業式は、私の同級生校長も最後の卒業式だった事を意味している。
市内の中学校1人、小学校4人の校長が定年退職となる。(5人の内、4人が浜高の同級生)
長い間、ご苦労様でした。
公立高校の合格発表日でもあったらしい。
新しい学び舎で、勉強にスポーツに頑張ってもらいたいと思う。
一番、面白い時期かな?
昨日、東広島市の山陽自動車道下り線「八本松トンネル」(約840メートル)で、2人が死亡、70人程度が負傷した交通事故が発生した。
http://www.sankei.com/west/news/160317/wst1603170092-n1.html
このトンネルは、広島空港に行く際に通過する。
結構な交通量で、かつ結構なスピードで流れている所。
今回の事故の原因は、トラックが渋滞で停止していた車に追突した事にある様です。
今回は、事故原因についてではなく、事故後の対応について考えてみたい。
最近のトンネル事故は、下記の記事にある様に多数発生している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160317-OYT1T50081.html?from=yartcl_popin
少なくとも、高速道路上にあるトンネルに於いては、避難指示が何かしらの方法でなされるべきではないかと思われる。
今回のトンネルは、進行方向が下りになっていたとの事で、事故が発生した時点が入口から600m程度の場所との事。
事故の報道の写真を見ると、炎はトンネル幅いっぱいに広がっていて、更に進行方向の入り口側は、トンネル幅いっぱいに黒煙が出ている。
この状態であれば、トンネルに残された方は、当然パニック状態になり、避難方法を間違う可能性も出てくる。
今回の場合は、煙からの避難を考えると、進行方向に向かって下っているので、当然出口側に避難するのが正解。
とは言っても、炎の勢いが強く、とても出口側に避難する事は難しい。
となると、進行方向入り口側のもっとも近い避難通路出口に出る事がベストの選択と言える。
しかし、高速のトンネルとなると通過する事はあっても、どこに避難通路出口があるかなど確認はしている方はいないと思われる。
更には、トンネル内の傾斜は、運転者はスピードの状態から判断は出来るかもしれないが、運転者以外は不明状態。
つまり、煙がどちら向きに流れているかは、理解できない。
実は、15年ほど前に、関西大震災後、色々な技術革新を目的として特許WGに参加していた事があり、避難誘導の観点からも特許を検討し、トンネル事故時の避難誘導システムなる物を出願を試みた事があった。
そのシステムは、火災等の現象から、ナビ等に避難方向等を伝達するという物。
しかし、残念ながらどこの会社だったか忘れてしまったが、既に出願されていて、あきらめた記憶がある。
アクアライン等の最新トンネルは、電光掲示板等がかなり充実している感じがあるが、VICS (ナビに、工事情報、渋滞情報等を伝えるシステム)で、実施されているかどうかは不明です。
しかも、電光掲示板等は、高い位置にあり、煙が充満した場合は、読み取れない可能性もあります。
また、首都高の様に、トンネル内での分岐、合流がある場合は、余計にどう避難していいか判らない可能性がある。
少なくとも、事故時のみ足元に避難口に誘導する矢印を点灯させることぐらいは出来ると考えられるが、今までに聞いた事が無い。
今回も、70名程度の方が、煙を吸って軽症との報道がある。
事故時に、被害に遭われた方に聞き取りを行い、良いシステムを構築される事を期待したい。
勿論、事故が発生しない様にする対策も、必要と考える。
特に高速を運転する場合は、十分に注意する様に心がけたい。