1月072013
瓦製造業界
今日(1/7)は、朝から曇りの天気ではあったが、風もなくそれほど寒くない1日でした。
興味のある記事を見つけた。
全国の瓦製造業の出荷枚数が、最盛期の1/4に激減していると。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130105-OYT1T01230.htm?from=main3
江津市は、石州瓦の産地。
この記事にあるのと、全く同じ比率で、出荷枚数は、1/4になり、事業者数も20社以上あったものが、数社になってしまっている。
唯一の地場産業と言っても良い産業。
記事の下の方にある 『09年度から石州瓦を用いた100万円以上の屋根工事に10万円を上限に助成している。』は、この地域の事。
行政も含め、必死に対策している様だが、目に見える効果にはなっていない。
記事にあるように、「地震に弱い」との風評もある事は事実。
しかし、それだけではないようだ。
昔ながらの、瓦を乗せた和風家屋は、徐々に姿を消している。
かつ、一戸建ての売り価格を抑えるために、瓦を乗せるより軽くなるスレート等を採用し、柱サイズの抑えている。
しかし、スレートは、15年程度で葺き替えが発生する。その点、瓦は一生もの。
それらの費用を考えると、瓦を乗せるために、柱等を太くしたとしても、ライフサイクルを考えた場合、瓦家屋の方が、お得なのだが・・・・。
とは言っても、瓦出荷枚数が、将来劇的に復活するとは思いずらい。
今、残された数社で、国内の市場開拓や海外進出を模索している。
また、新商品の開発にも取り組んでいる。
これらの施策が、実を結ぶことを祈っている。