4月102009
まずは、ひと安心。
4/8 AM4:40頃
父親から「オーイ ちょっと来い」とSOS
「どうした。」
「うんちに行きたいが、しわい」(”しわい”は、方言でしんどいの意味)
ベットの上で、ゼイゼイしている。
すぐ、血圧計を取り出し計ってみると、上が86。(下は、覚えていない)
かなり低い。しんどいのは、その為か?
「病院に行くか?」
「うん」
という事で、5時前に119番。
私も救急車にて同行(どうでも良い事だけど、私は救急車初体験)
父の掛かりつけの済生会江津病院へ
病院着がAM5:15(私は時計を見る余裕が無かったが、無線連絡しているのが耳に入ってきた。)
病院に到着すると、先生、看護婦2人が待機。
救急隊が、状況及び済生会での担当医等を説明し、すぐに、血圧測定、溶存酸素等の計測が始まった。
一通りの処置が終わったところで、先生と面談。
「意識もしっかりしていますし、血圧も回復したようです。経緯を教えてください。」
との事で、ここ数日の話をした後、先生から
「入院する事は無いと思いますが、点滴と頭のMRIを撮ります。」
「所要時間は?」
「2時間ほどです。」
という事で、私は一度帰宅。
救急車=入院と勝手に決めてしまっていたので、父はパジャマのまま。
行きは、救急車だったけど・・・・。とその準備と、父の寝室を整える等の処置をしに一度帰宅したのだ。
実は、この前日(4/7)は、定期検診日
そこで、2、3日前から、時々頭痛がする事、胸がむかつく様で、ほとんど食事をしていない旨伝え
薬の種類を調整する事し、最後に血圧を測定したところ、上で78ぐらいと下がっていたのだ。
腎臓病は、血圧が上がる傾向にあり、ずーと血圧を下げる薬が処方されていて、その薬も少し中止する事としたのだ。
更に、「頭痛が続くようだと、次回にでもMRIで見てみましょう。」という事にしていた。
そんな会話をした後だっただけに、父が苦しんでいる時に、すぐ血圧測定が出来たのだ。
済生会病院は、1年ほど前に電子カルテに移行されていたので、救急の先生は、そのカルテを確認しつつ私と会話した。
そのカルテにもMRIと書いてあった様で、すぐ対応してくれたのだ。
済生会に戻ると、先生からMRIの説明
「小さいですけど、脳梗塞の痕があります。ちょうど今日は、脳神経内科の先生が来る日ですので、診察してもらったどうですか?」
「お願いします。」
と看護婦が
「内科の受付けに言っておきますので、10時ぐらいに電話して来院してください。」
「内科は、予約無しの受診なので、12時ぐらいになるのは、覚悟しますが、父は、弱っていますので一度帰宅させるより、その時間まで待てるベットは無いですか?」
「ここは、緊急外来ですので、その準備はありません。他の外来もその様な所は、ありません。」
との事で、一度父を連れて帰宅する事とした。
ここで、問題は帰宅方法だ。
移動の車を、持っていない私はタクシーとなるが、それは問題ないとしても、自宅到着後、父の寝室まで連れて行くのが大変なのだ。
何度か書いているが、我家は古民家。もちろんバリアフリーなんて事は無く、歩くのにままならない状態だと厳しい。
誰か手かいる。
実は、救急車が出入りする所を、当ブログのコメンテータの”新聞屋の所長”氏の販売店従業員の山本君(彼とは小、中の同級生)に見られたようで、松江に住む”新聞屋の所長”氏 にすぐ連絡が入り、AM5:55には連絡をもらっていて、
「送り迎えとか手がいる様だと、山本君に協力要請をしてあるので、いつでも言ってくれ。」と言われていたので、甘える事とし彼の手を借りた。
彼には、その後の脳神経内科の受診の送り迎えと、玄関から父の寝室までの移動も手伝ったもらった。感謝です。
看護婦に言われた通り、10時頃内科に電話すると、連絡を受けていた様で、
「ご家族の方が11時まで来院し受付機での受付をし、ご本人を11時30分頃連れてきてください。」
「はい」
とは言ったものの、「連絡がついているのに、何故わざわざ受付機にてチェックをしなければいけないのだ。そんな事、手入力でも後作業できるだろう。」と言いたかったが、ぐっと押さえ、少々父を気にしつつ、一度済生会に向った。
チェックすると、受診票には”内科検査”との項目が出てきた。
「検査?受診ではないの?」と思い、内科受付へ
「これで良いのですか」と問い合わせると、
「はい、11時30分ごろ来てください。」
「連絡がついているのに、受付だけの為に、わざわざ家族を呼びつけるの?」と思わず言ってしまった。
「機械を通さないと、受付になりませんので・・・」
ここで、もめても仕方ない、とにかく早く帰らねば・・・・。と病院をあとにした。
11:30、再び、父を連れて済生会病院へ、父は2回目の病院で少々元気が無い。
内科受付の前で、待っていると看護婦が出てきて
「すいません、後1時間ぐらい掛かりそうですので、ベットで横になれますけど・・・」
「お願いします。」
で、検査室のベットを貸してくれた。
12:30 やっと脳神経内科の診察室へ
「島根大学から来ているMです。宜しくお願いします。」
と凄い礼儀正しい長身の先生だ。
まずは簡単な手足の神経チェックから始まり、その後、最近の経緯を求められ頭痛の事、胃痛の事、血圧低下の事等を説明。
もちろん、電子カルテで、現在の処方薬等のチェックをされている。
「MRIの結果から言うと、最近出来たと思われる小さい脳梗塞の痕があります。それと逆に過去に出血したところもあります。しかし、今チェックした神経系は問題ないようですので、数日前からあった頭痛とか今回の血圧低下の直接原因では無いと思います。歳をとると誰でも多少はこの様な事はあります。入院しての治療までは必要ありませんが、血をサラサラにする薬を出しておきます。」
「はい」
「私は、月に数度しか来ませんので、全て、山藤さんの主治医に紹介状を書いて引き継いでおきます。」
「お願いします。」
「それから、今回の血圧低下の原因は、今飲んでいる薬の中にステロイド系がありますので、これが悪さしていると考えられます。睡眠時は、誰でも血圧は、下がっていますが、起きると同時に血圧上昇指令が出て、それに追従するのですが、この薬を飲んでいると、その追従が遅れ、異常が発生することが多いです。目覚めて少し、ゆっくり起き上がる習慣を付けてください。」
「数日、胃痛で食事の量も極端にすくなくなっていたので、体力も無かったといえますか?」
「当然、関係しているかもしれませんね。」等丁寧な説明を受けた。
電子カルテの効果を、ここで改めて思い知らされた。
どんな薬を処方されているか等の説明は出来るものの、薬名等の詳しい説明は聞かれても困る。
電子カルテが無い時代は、患者側の適当な答弁を信じ処置をしていたと思うと怖い所もある。
帰宅すると、父は安心したのか、寝不足だった為か、眠りについた。
夕食は、軽くうどんと果物を用意すると、7日に処方してもらっていた、胃薬も効いていたのか、ムカムカ感が無かった様で、ペロリとたいらげた。
先ほどまでの、心配は何んだったのだろうか?
まぁー、食欲も出てきてまずまず。
「トイレ等で目覚めても、すぐ起きないように」と注意して、おやすみなさい。
夜中に距離の離れたトイレに行かせるのは厳しいと判断し、緊急でポータブルトイレを手配し、すぐ入手出来たので、この夜からは、寝室内で済ませる事が出来る様になった。
9日の朝、いつも起きてくる時間になっても物音すらしない。
大丈夫か?と思いつつ声を掛けると
「もう少し、寝かせろ」
「調子が悪いのか?」
「何かしら疲れた。」
8日の救急車騒動に始まり、2回も病院に行った疲れ?
お昼過ぎに
「食事する?」と声を掛けると
「食べるぞぉ」と元気そうな声
食パン1枚とりんごを食べ満足げ。
夕食も、うどんと、太刀魚の塩焼き、果物をペロリ
血圧も安定している様だ。
後数日は、監視が必要だと思うが、まずはひと安心。
ご近所の方々が次々に訪れてきてくれ
「お父さん、どう?」と心配していただいた。
安定している旨説明すると、
皆さん「良かった良かった」と言っておられた。
この辺りは、都会と違い、ご近所さんは、みな家族の様だ。
ありがたい。感謝です。
しかし、ここで問題が出てきた。
このまま、父の容態が安定し、多少の体力回復が見られたとしても、長らくステロイド系の薬等を飲み続けると、大なり小なり弊害が出ても不思議では無いとの説明を受けた事もあり、父を残し外泊等は、もう厳しくなったという事だ。
更に、4月以降、色々なところから声を掛けてもらっていて、仕事での外出も増えてきている。
今は、まだデイサービス等の介護を受けていないが、これからは考えていかないと、私が身動き出来なくなる。
近々市役所を尋ね、ケアマネと相談しないといけない。
それと、病院の対応として問題はないのだろうか?
人手不足は、理解できるが、何かしら人手に関係ない問題もある様な気がした。
私は病院から比較的近い所に住んでいて、指示通りの対応が出来たが、十数キロはなれた所の患者は、どうするのだろうか?
Uターン後、最近の済生会は、評判が良くないと聞くことが多い。
何かしら、改革が必要だと感じてしまった。
親父さんの容態が安定して良かった!
まだまだ元気でいて貰わねばいけませんが、どうしても年齢との戦いですから、今後も次第に介護の手は余計に掛かるようになる事は避けられない事も事実。
病院や行政への期待も即効性は困難ですから、ご近所との連携が一番重要ですね。
幸い、この本町は皆さん歳は取りましたが、近所同士の繋がりはまだまだ強固なものがあります。
しかし、介護が君の全てを拘束してしまうようじゃいけません。
近所のご好意にも甘えて下さい。(お互い様ですから)
また、私や当店の横山さん、山本君にも遠慮なく!!
いつも親父さんのお世話を懸命にやっている事を、皆知っていますからネ!
花田屋 様
大変でしたね。
近所の皆さんや君の周りの皆さんのご助力に感謝ですね。
いつも親父さんのお世話を懸命にやっている事を、皆知っていますからネ!
↑
所長の温かい言葉にはありがたく、頭が下がります。
親父さんの食欲回復にも感謝。
新聞屋の所長様
気遣いありがとうございました。お言葉に甘え、山本君に色々と頼んでしまいました。感謝です。
朝早い、電話でしたので、寝不足になったのでは?
近所の、皆さんにもいつも、気遣っていただいています。
ありがたいことです。
行政や病院が、ここの要望を100%応えられない状況である事は、もちろん認識しています。
即効性は、期待できないにしろ、友人が地域医療担当しているので、事実として伝えようと思います。
私の気づき事項で、少しでも済生会が良くなればと思いますので・・・。
父の介護は、近々ケアマネさんと相談します。
先ほど(4/10 AM8:00)父と
「起きてるか、調子は?」
「良いで」
と会話しました。
血圧は、98とか言っていました。朝ですから、やはり低いですが、問題は無い数値です。
食事が、やはり重要なんでしょうね。
三歳からの同級生様
はい。少し落ち着いてくれましたので安心しています。
本当に、皆さんに感謝です。
いやいや、私の介護は、出来る範囲で手抜きですから、褒められたもんではないのですが・・・・。
他人の介護の手が入ると、余計に年寄りになるのでは?と思っていて、今まで使っていませんでしたが、お風呂とか素人では対応が厳しい事も出てきました。
親父の食欲回復に感謝と言うか、年寄りの多少は患うもの以外、風邪も引かない、丈夫な体に感謝ですね。
大変でしたね。
全然しらずに失礼しました。
私でお役に立つことがあれば言ってくださいな!
>「機械を通さないと、受付になりませんので・・・」
↑
これは、確かに問題だな!
外来受診受付がシステム化される事は結構だが、第一に優先されるべき患者側の負担軽減に対応する事は、常識の中で理解できる範囲の融通は、当然にシステム対応出来るべきだよね。
緊急性が無いと判断しての上だろうけど、君が言うように自宅と病院に距離がある場合や、連れ帰った病人の容態が心配で離れる事を躊躇する付き添いの人の心理ケアにおいて、大いに問題がある。
健康じゃない人が病院を頼って訪れる訳だから、医療現場での受け入れ手続きは、事務処理に縛られるだけではなく、人のケアは人の気遣いでしか対応出来ないという事をもっと考慮すべきと思う。
ほのかのばあちゃん様
ありがとうございます。
じゃ、お言葉に甘えて、時々食事の出前お願いします?
これは、駄目なのかな?
新聞屋の所長様
そうですよね。
一般外来で、予約なしで行った時なら、受付機で処理も仕方ないかなとも思います。
しかし、今回の様な場合、何が何でもでは無いと思います。
君の言うとおり、色々な事象が考えられ、臨機応変の対応も必要と思います。
通常の通院で、「ここはルール化だろう」と思うことが多々あります。
機械化の意味を取り間違えていると思います。
病院側の為のシステムではなく、患者様の為のシステムで、ついでに病院側の省力化に繋がる物で無いといけません。
ギエ!・・・
食以外ならOK・・
ほのかのばあちゃん様
あら?何でもOKではないの?
残念です・・・。
何かの時には、宜しくお願いします。