4月282009

実は、粗相しました。

投稿者: 21:32:59 カテゴリ:店主のまわり,店主ブログ

父の通夜の事だ。
「喪主さんは、座布団に・・・」
いやな予感。
周りは小さいくてもイス席。
何故喪主だけが座布団?と思いながらも葬儀屋の指示に従った。
正座かな?無理に正座せずに足を崩しても・・・・?と葛藤しなからも正座してしまったのが、間違いの始まり。

最後に喪主挨拶の時の事だ。
立ち上がろうとしたが、足の感覚が無い。
どうやら、足の指が内側にしまった状態になっていたようで、ダンス立ちの様な形になり、見事に転んでしまった。
その時に、会場に、”バキッ”と鳴り響いたようだ。
膝立ちで、何とか挨拶し、通夜は無事終了した。
しかし、何を言ったか、痛みの為かあまり覚えていない。

足がしびれて、ただ転んだだけなら良かったのだが、なんと右足は、指の第2関節辺りが強度の捻挫。
更に、左足は足首辺りを強度の捻挫。
会場のお寺は、我家の裏にあり近いのだが、ヨチヨチ歩き。
折れていたら、歩けないだろうし・・・。とすぐアイシング。
その後、父が愛用していたモーラステープで処置。

告別式の朝。
数時間うとうとし、起き上がると痛い。
とても会場まで歩けない。
そこで、父が愛用していた車イスの登場。
当ブログのコメンテータ”新聞屋の所長”君が押してくれ、何とかお寺まで。
さすがに、葬儀屋も
「山藤さん、今日はイス用意しました。」だと。
お迎えも、お見送りも失礼させていただき、イスに座ったままご挨拶。

何とも無様な喪主だ。

夕方には少し痛みも治まり、親戚の方がPM5:00頃まで居た事もあり、病院に行けずじまい。
しかも、告別式の夕刻には、お手伝い頂いたご近所さんにご挨拶周りする事が出来ずに、失礼してしまった。

次の日(日曜日)、痛いようであれば、病院に行く予定であったが、事の外痛みが少なくなっていた。
アイシングが効いたのだろうか?
とりあえず、ヨチヨチ歩きで、ご近所の挨拶周りを済ませ、家でなんだかんだと処理をしていると、益田市で整形外科の開業している幼友達が、線香をあげに来てくれ、ついでに診察。
「この腫れと、痛みだと骨は、大丈夫そうだ。」と・・・・。
ひと安心。

粗相してから、約2週間。
普通に歩けるようにはなったが、まだモーラステープが手放せない。

しかし、持ち主を亡くした車イスを、私が使うことになろうとは・・・・。
この事があり、その車イスを本町第三自治会に寄付する事にしたのだ。

imgp3661.JPG

この町内は、高齢者も多く、急に車イスが必要になる方が出る可能性も高い。
更に若い方でも私の様なちょっとしたトラブルに見舞われ、数日間だけ必要と言う事もありうるはず。

通常、不要になった車イス等は、社会福祉協議会等に寄贈するのが一般的だそうだが、借用する時は、在庫が無かったりしてすぐにとはならないようだし・・・・。

この車イスは、川崎時代に父を少し遠出させる時の為に用意したもので、ほとんど使用しておらず、江津に帰ってもそれほどの頻度で使っておらず、新品とは言えない物の、汚れ、傷もほとんど無い状態。
折りたたみ式で、収納スペースもそれほど要らないことから、本町第三自治会集会所に常備していただく事となった。

皆さん、喪主になったら座布団でも、正座はやめましょう。
慣れ無い事は、やらない方が良いと思います。(経験者は語る。)

今回の粗相は、イタズラ好きの父が仕掛けた笑いだったか、リューマチだった父が痛みを少しは知れ!と言っていたのかも?

4件のコメントがあります。

4 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2009/04/30 9:33:28

    花田屋 様

    今回の粗相は、イタズラ好きの父が仕掛けた笑いだったか、リューマチだった父が痛みを少しは知れ!と言っていたのかも?

    (笑)
    そうか!親父さんの仕掛けだったか!!
    やられたね。

    小生も仏事の時には苦労するけれども、”足が悪いんでご容赦下さい”と失礼することにしています。
    そうですよ、普段やらないことを無理してやるとろくな事が無い。

  2. 花田屋 2009/04/30 9:38:11

    三歳からの同級生様

    ついつい、まじめな性格?が出てしまったもので・・・・。

    おかげで、”通夜で転んだ山藤”で町内で有名になったと思います。

  3. 新聞屋の所長 2009/04/30 9:59:20

    大分良くなったようで安心しました。
    通夜の席での喪主あいさつ。立ち上がった君が、ヨロヨロではなく、ストーンと視界から消えた時はさすがに心配したよ。
    倒れ方が、失神した時の倒れ方だったからね。
    駆け寄ってみたら、照れ臭そうに笑っていたから、一安心。
    しかし、『ブチッ、バキッ』と強烈な音だったようだね。

    車椅子の第3自治会への寄贈。良い事しましたね。

  4. 花田屋 2009/04/30 10:55:08

    新聞屋の所長様

    ご心配お掛けし、すいませんでした。

    まだ、少し腫れていて痛みもありますけど、普通に歩けるようになりました。
    目の前に、大きな鐘があり、
    「そこに突っ込んで、ゴーンと鳴り響いたら合格だったのに・・・。」と言ったふざけた親戚もおりましたが・・・。
    確かに、足の関節が鳴った音は、響いたようですね。

    車イスの寄贈は、私の事件が無かったら、普通に社会福祉協会に寄贈していたかも?
    自治会で使っていただけれたら、親父の喜ぶと思います。

     

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