8月312014
労働者不足は何故?
今日(8/31)は、昨日に続き、良い天気の1日。少し風は強かったが・・・。
今日で8月が終わるが、秋の訪れが早そうな予感。
最近の雇用状態として、回復していると思っていたが・・・・。
労働者不足で、人件費が高騰して倒産する中小企業が増加していると・・・。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140823-OYT1T50014.html?from=yartcl_popin
建設現場では、「東北復興、東京オリンピックに伴う工事等で、人手不足」と言っている方がいて、勝手にそのの通りかもと思っていたが、事情は少し違う様だ。
リーマンショックで雇用が少なくなり、就職浪人の学生が大量に出たり、同じくリーマンショックの関係や、公共事業の減少で職を失った方が多くいた。
今、徐々に雇用が回復しているはずなのに・・・。
少し前から、某牛丼チェーン店で人手不足で、一時的閉店等の報道もあったが、そのチェーン店雇用条件等の個別の問題と思っていたが、そうではない様だ。
江津近郊でも、「募集しても応募が無い。」と聞いた事も・・・。
労働者は、いずこに?
リーマンショック以降、仕事が無いとはいえ、アルバイト、パートも含め何か働かないと、飯が食えない訳で、何かしらされていたと思われ、急激な変化で、その労働バランスが崩れたのかもしれない。
その打開策は?
景気が後退しない事を祈りたのだが・・・・。
お早うございます。
> 労働者不足で、人件費が高騰して倒産する中小企業が増加し> ていると・・・
物事の評価にプラスとマイナスの両面があるように、「労働者不足」ということにも2つの面がみられます。
一つは、上記のような雇用者側の「人件費の高騰」という面。もう一つの面は被雇用者側の「賃金の上昇」です。
「人件費の高騰」は一時的に雇用者側の収益を圧迫しますが、それに応じて景気が拡大していけば(「人件費の高騰」分を商品の発注者側が許容できる環境が進んでいけば)「人件費の高騰」は吸収していけます。つまり、この問題は景気の持続的な拡大という一点にかかっています。
一方労働者の「賃金の上昇」については大歓迎で、労働参加率が去年以降75%を越えていくようになり「現金給与総額」も今年の3月以降若干増え続けているようなのですが、物価などの影響を差し引いた「実質賃金」は、消費税の増税やエネルギー価格の高騰などの影響で減り続けています。
そのためか、4月以降GDPに占める個人消費の割合が大きく落ち込み、4~6月期の実質GDPは年換算でマイナス6.8%減少、つまり景気の先行きが怪しくなってきています。
働く者の「実質賃金」を増やしていき、雇用者側の「人件費の高騰」を吸収できる環境をつくっていく施策が必要です。
住永家様
専門的、ご解説頂きありがとうございます。
>働く者の「実質賃金」を増やしていき、雇用者側の「人件費の高騰」を吸収できる環境をつくっていく施策が必要です。
バランス良く、景気が回復していかないと、今回の様な事情が発生してしまう可能性があるという事ですね。
先日、公共事業で人件費等の高騰による追加発注を求めたが、却下され倒産したとありました。
入札時の人件費と、工事施工時での人件費の差額をどうするか?発注側も少しは考慮しないと、益々倒産が発生するのかも?