9月212014

早くも限界か?

今日(9/21)は、朝から晴天で、風もあまりなく、気温もそこそこ上がり、本当に心地よい1日。

いつもであれば当然、竿を抱えてキス釣りのはずなのだが、釣れていないとの情報で、キス釣り人がいるか否かを確認しに、嘉戸、塩田方面に車を走らせると、やはり釣り人はいない。
しばらくは、駄目か?

その時、珍しい光景を


風力発電所の羽根が嘉戸の波止に荷揚げされていた。
2300kw用は、流石に大きい。約40m。
これを夜中、国道を通行止めにして運送する回覧が来ていた。

http://www.pref.shimane.lg.jp/environment/energy/energy/denki_jigyo/fuuryoku/
takanoyama_blade_transport.data/takanoyama_blade_transport.pdf

キスが釣れないのは、その内戻ってくるとは思うが、別の問題が・・・。

江川に掛かる二段橋の上から、セイゴ(スズキの子)が釣れると何度か、報告しているが、今日とんでもないものを見つけた。


なんと、歩道の少し広くなっている所に、「釣り禁止」の看板。
歩行者の安全確保の為となっていた。

この看板は、橋の下流側のみ、上流側は掲示されていない。

心当たりがない訳では無い。
私の知る近所の方は、竿1本か2本で、歩行者の迷惑にはならない状態で釣っているが、県外からお越しになる方は、竿を5本も6本も出して、歩行者が歩きづらくなるぐらい店開きをしている方も。
たまにしか、お越しになれない事を考えると、気持ちは判るが・・・。


歩道の3か所が少し広くなっていて、座るところもある。
狭い所で、竿を出すと歩道が1m程度になって危険か?

それか、上の写真の少し広くになっている所の右側には白い照明が見えますが、左側は無くなっているのが、判りますでしょうか?
おそらく、釣り人が、竿を投げる時に当てて壊したものでは無いかと?
Uターンしてから、年に1回か2回はこの光景に出合っていた。

壊したままにしていて、通行人が怪我でもしたのかな?
毎年、壊されるので、管理者が釣り禁止にしたか?

釣り禁止の原因は、おそらく後者かな?

壊して、黙ったままにも問題があるが、橋を造った時に、メンテナンスの事を考えていない橋の様な気がする。
この橋の先代の橋の時にも、釣り人が来ていたはずで、釣り人が来ることは予想できたはず。
にもかかわらず、壊してくださいと言えるようなところに、無防備の照明器具。


ところどころに花壇があのだが、まったくメンテナンスされていない。
更に、花壇と花壇の間に、神楽の壁画があった形跡があるが、ノーメンテナンス。
維持管理に、お金が掛かるのは、予算を計上する部門にとっては大変。

照明の回りに保護カバーを付ける事等を検討し、釣りOKにしてほしいのだが・・・。
その内、担当部門に聞いてみよう。

 

 

前書きが異常に長くなってしまったが、 「九電、再生エネ買い取り事実上中断へ 太陽光発電急増で」との記事。

http://www.asahi.com/articles/ASG9N4K71G9NTIPE01D.html

予想より、早く来てしまった。

以前より、国が再生可能エネルギー発電の全量買い取りを決めた時に、問題があると指摘していた。

電力会社は、北海道 50±0.3Hz以内、中西地域 60±0.2Hz以内、東地域 50±0.2Hz以内で制御し配電している。
これを維持できない場合、工場によっては製品に大問題を発生させる事もありうる。
各電力会社の報告にも、これを守れなかった時に、必ずクレームが来ると記されている。

太陽光発電が増え、太陽が出た、曇ったで、発電量が急変した場合、その発電量の急激変化量が大きくなると火力発電所等で、吸収する事が出来なくなる。
発電量と受給者側のバランスがぐれた時に、周波数変動が発生してしまう。

全電力量の10%程度であれば、何とか制御可能範囲と思われるが、記事によると、九電の場合、管内の太陽光339万キロワット。管内のピーク需要は1500万~1700万。
ピークが1500万とすると単純計算で約23%。
更に、風力も入れるともっと再生可能エネルギーの比率が上昇する。

太陽光は、定格発電量は得る事が出来ないので、実際の発電量は判らないが、ほぼ危険領域に入りそうである。

以前から指摘しているスマートグリッドの早期実現を推進するしか解決策は無いと考える。
つまり、精度の悪い電気(太陽光、風力等)は、精度が悪くても問題ない各家庭で使用し、精度の高い電気(原子力、火力、水力等)は、工場にのみで使用する系統を作る事である。

高い価格で、全量買い取りの法整備が出来、江津市でも各所に太陽光発電所が出来ている。
既にドイツでは、高い価格での買い取りは中止されたと来ている。
日本も、全量買い取りの法整備が出来たばかりではあるが、早くも見直す時期に来たのかも?

6件のコメントがあります。

6 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2014/09/22 8:43:21

    花田屋 様

    釣り人のマナー改善、行政の現場主義、両方必要だね。
    君は釣り人じゃなくて漁師なんだから、行政と掛け合いなよ。

    つまり、精度の悪い電気(太陽光、風力等)は、精度が悪くても問題ない各家庭で使用し、精度の高い電気(原子力、火力、水力等)は、工場にのみで使用する系統を作る事である。

    いつぞや神田のすし屋で君に講義してもらったスタイルだよね。
    あのA4一枚の講義、本当に役に立っています。

  2. 花田屋 2014/09/22 8:54:15

    三歳からの同級生様

    >釣り人のマナー改善、行政の現場主義、両方必要だね。

    おっしゃる通り。
    なかなか、掛け合うのは厳しいかな?

    >いつぞや神田のすし屋で君に講義してもらったスタイルだよね。

    そうです。
    早く、新しいスタイルの電力網が確立する事を期待しているのですが・・・。

  3. 住永家 2014/09/22 10:14:49

     つくづく「再生可能エネルギー固定価格買取制度」というのは質のわるい制度だと思いますねぇ。

    あれだけの高価格で買い取り、20年もの長きにわたって業者の利益を保証すれば(それも国民の費用負担を前提に)、自分の利益だけを考えて突っ走る筋の悪いやからが集まってくるのも当たり前でしょう。

    花田屋さんが指摘しているように、電力の需要に合わせて常に供給側を調整しなければ周波数変動が発生して停電などの電力障害が起こってしまいます。そこを担保しているのは電力会社側です。

    送電網などの管理義務を電力会社側だけに負わせて「再生可能エネルギー」業者には利益だけを保証するというのはおかしな制度ですよね。こんないびつは構造はいずれドイツのように大きな問題になるのは避けられないと思いますね。

  4. 三歳からの同級生 2014/09/22 16:32:01

    花田屋 様

    白金高輪プラチナタワー1Fのカフェで時間調整。
    シロガネーゼです。
    コーヒー➕タバコ➕読書。
    いい風が吹いて、絶好の読書日和です。

    再生可能エネルギーの広報も、こども向けはなかなか難しいようです。
    来月末から上野公園で行われるイベントに、エネ庁から声掛け頂き、こども向けの
    ワークショップ等々の出展をします。
    神田でレクチャー受けた時には思いもしなかった展開がどんどん進んでいます。
    ロボットも含めて、面白すぎるぞ!

  5. 花田屋 2014/09/22 20:01:32

    住永家様

    おっしゃる通り、少々無理があると思っています。

    原子力に対して、その不足分を再生エネルギーでと焦りすぎた感もあります。

    誰だかが、周波数制御のことぐらいは、アドバイスしていると思うのですが、近い将来、代替えの制御が出来るとでも思っていたのでしょうか?

    全量買い取りの法律を読んだことはありませんので、「九電側から、買い取り止めます。」が正式に言えるのかどうかが判りませんが・・・。
    精密制御を必要とする製品を作っている会社から、周波数が変動すると、クレームが出る事は間違いないのですが・・・。

  6. 花田屋 2014/09/22 20:07:35

    三歳からの同級生様

    もう何年も品川に降りたことが無いのですが、かなり変わったでしょうね。

    白銀の住宅街は、「シロガネーゼ」と言う単語似合いますよね。

    再生可能エネルギーのみを増やす事を推進するのではなく、どう使うかも含めて、きちんと宣伝してほしいですね。

    最近、日産が電気自動車のバッテリーから家庭の電気が使えると、CMしていますよね。

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