9月292014
地方創生国会スタート
今日(9/29)は、穏やかな1日でした。
しばらく、この穏やかな日が続くような予報。秋を満喫できます。
安倍首相が臨時国会で、「地方創生国会」と位置づけ所信表明演説を行った、と。
http://www.asahi.com/articles/ASG9X77BWG9XUTFK00X.html?iref=comtop_list_pol_n01
その中で、鳥取・大山(だいせん)の地ビールや島根県海士町(あまちょう)のさざえカレーといった地域産業の成功例を挙げ、「やれば、できる」と強調。
島根県の海士町は、隠岐の島にある海産物の宝庫と言われる所で、肉の代わりにさざえを入れていたというのだ。
ネーミングが食欲をそそるのかも?
「 島じゃ常識 さざえカレー」
http://www.shimakazelife.com/ca6/21/
その他にも、「いわがき」等、ブランド品が誕生している。
海士町は、財政難を受け、まず町長をはじめ職員の給与カットから始まり、UIターン者を、商品開発等の研修生として、町役場等の嘱託として雇用している。
その研修生の内、3、4割程度が残っているらしい。
素晴らしい、成功事例だ。
町全体をブランド化するべく、まだまだ前進している。
同じような環境にある離島では、当然同じような商品開発をしてくるものと思われ、いつまでも安心はしていられない状態と考えられる。
地方創生に、最も影響があるのが、地元企業が強くなり雇用を増大する事。
更に、手っ取り早いのが企業誘致だ。
地方交付税(人口*面積で決まる)が、5年に1度見直しになることや、10年前に数市町村で合併した所に支払われていた合併債などが無くなる時期に来ている地方市町村は、益々財政難になる方向。
そんな中、企業誘致に奔走し、来てくれる企業には、土地の賃貸料や光熱費を数年無償にするなどの補助金を捻出している。
しかし、企業は、その補助金以上に色々と考慮する事があり、かつ他地域も同様な戦略を打ち出しており、なかなか上手くいかないらしい。
今後、あるレベル以上の会社には、ある一定割合で地方をランク付けし、そのランクの地方にも進出する事を義務付けし、ランクによる補助金を国が出すシステムはどうだろうか?
安倍首相の上げた事例と同様にすべての市町村が成功するにはハードルが高すぎる気がする。
まずは、県単位でも、大手企業の工場等の移転等が進むと、かなりの影響が出ると考えるのだが・・・・。