1月272008

朝まで生テレビ

昨日のテレビ朝日系の「朝まで生テレビ」を珍しく面白く見入ってしまった。
おかげで、寝不足。
討論テーマは、「地球温暖化」だ。

当番組は、深夜である事と、司会の田原総一郎氏が、あまり好みでない事もあり、それほど見たことはなかった。
しかし、昨日は面白かった。
今まで、『地球温暖化』の問題は、京都議定書だの、CO2が問題だの・・・・・、と断片的な事は、聞いてはいたものの、個人的には深くは理解していなかった。

昨日は、まずはIPCCIntergovernmental Panel on Climate Change)の発表データを基に議論がスタートした。
・おそらく、現状の温度上昇は、CO2が影響しているらしい。
・CO2が2倍になったら、何度平均気温は上昇するかの確定値はもとめずらく、2度から4度ぐらいと幅がある。(2度から4度は大体の記憶です。)
・自然現象だけでも、温度上昇、下降は繰り返しており、地球にとっての最もよい状態は判らない。ここ数年間の値を正としての議論である。
・IPCC発表の1000年程度の平均気温グラフによると、1900年以降0.4度ぐらい上昇しているとしているが、過去の気温は、木の年輪から等の推定であり、信憑性が今一。

等の議論があり、中には確定値が出せないのに、平均気温が2,3度上昇すると、大災害等が来るとか、国民をあおりすぎているとの発言まであり、結論は出なかった物の、気温上昇に対して、C02が関係している事は、一致した意見であり、削減を検討することに議論が移った。

いったい、いくら削減するのか?
京都議定書以降、色々な数値が出ており、アメリカ大統領選挙の様に70%、80%の数値まで飛び出し政治色の強いこともあるようで割愛する。
しかし、中で1つ問題定義があったのは、日本は、企業が削減しているといっている物の、実は生産拠点を海外に移しているだけ?という事もある様だ。

最後は、身近な話となり、各家庭のCO2排出量は、全体の30%にもなるそうだ。
その原因は、
・核家族となり家庭数が増えているのが、一番影響が大きいようだ。
・次に、各家庭の電化製品の数、容量が大きくなった事。

「しかし、2世帯、3世帯住宅にして住みなさい。」
「家電は、少なくし、小さい物を買いなさい。」
など、生活が窮屈になるのは困る。
しかし、無駄な電気(廊下の電気だの、無意味に付いているもの、待機電源等)を切るだけでも、各家庭のCO2は、40%削減された事例がある様だ。

見ているだけで、温暖化問題が、おぼろげながら判ってきた。
しかし、具体的に何を協力すべきかのイメージが湧かなかった。
「各家庭で、1年間CO2を**ppb削減出来ました。」とか発言できる目安は、作れないのだろうか?
各家庭においては、全く目標が定めにくい。
『出来る事からコツコツと』と言う言葉はあるが、それで良いのだろうか?

例えば、電気使用量(金額ではない)が、かなり影響するとの事で、電気使用量を削減目標とするのはどうだろうか?
各家庭でも、データ集計は、可能ではあるが、電力会社の請求書又は領収書に下記を提示してもうと、各家庭での目標値の策定、成果の確認が出来るのではないだろうか?
1)昨年の使用量に対しての増減量
2)その時の換算CO2値

やはり、見える目標・成果は、何においても重要だ。

遅ればせながら、地球温暖化は、重要な問題であることを再認識させられた。
皆さん、何かやってますか?

コメントはまだありません。

トラックバック URI | コメント RSS

コメント