11月052016
労働基準監督官、増員へ
今日(11/5)は、朝から晴天で、日中は21℃程度まで気温も上がり、心地よい秋の1日となりました。
今日は、世界津波の日になった事、ご存知でしたでしょうか?
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page25_000294.html
夕方のニュースで、初めて知りました。
高知県では、大規模の避難訓練が実施されたようです。
残念ながら、島根では何も無かったのかな?
この日は、1854年11月5日に和歌山県で起きた大津波の際に,村人が自らの収穫した稲むらに火をつけることで早期に警報を発し,避難させたことにより村民の命を救い,被災地のより良い復興に尽力した「稲むらの火」に由来している様で、日本人には忘れてはいけない出来事の日。
しかも、3.11では津波での大被害があった。
記念日に制定するだけでなく、この日に合わせ、何かしらの津波について考えさせる取り組みが必要ではないかと思う。
先日の電通の新入社員の自殺を受けて、従業員に長時間労働をさせている企業の監督や取り締まりを強化する必要があると判断したためだ。と。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161105-OYT1T50066.html?from=ytop_top
こんな動きが、労基署で起こるとは・・・・。
少々、ビックリ。
過去にも、超過労働における自殺等は、発生しているが、今回の様な対策は取られていなかった。
電通の件は、詳細が見えない事もあり、今までコメントを行っていなかったが、「上司から残業時間を少なくしての申請を指示された。」等の報道もあり、少々悪質な所もある。
36協定も、どんどん見直しが行われていて、縁が無くなった後は正しくは認識していないが、基本は変わっていないものと思っている。
“企業の監督や取り締まりを強化する”と言うことは、「36協定とは?」等のセミナーを社長や総務幹部が、1年に1度受講する事が実施されたり、労基署からの巡回が増える等の管理が強化されるのではないかと予想されるが、そんな事だけで良いのだろうか?
電通の様な大手はともかく、中小企業では、忙しい時は人材不足もあり、とにかく注文をこなさなければならない事もあるはず。
かといって、単発の事で人員を増強する訳にも行かない。
そうなると、従業員1人の負担を軽減させ、残業時間を少なくすることは、作業の効率向上などのイノーベーションが必要となる。
しかし、都会地から離れた所では、そのような適切なセミナーはなかなか受講できない。
併せて、加工機器などの安全教育等の受講も、都会地では実施されていても、地方ではなかなか受講が出来ない。
これらを合わせ、日本の物づくりを守るためにも、全国どこでも、遠くても2時間程度で移動できる範囲での、種々の研修が必要になると思われる。
管理だけを強化する事は、状況によっては優秀な物づくり会社を失う事にもなりかねないと思われる。