1月252017
貿易収支が黒字
今日(1/25)は、風は冷たいものの、日差しのある1日。
冬型が、急に弱まった様で、週末は日中14℃ぐらいに上昇するらしい。
これだけ、気温変化が大きいと、体が付いていけない。
昨年度の貿易収支が黒字になったと。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012500165&g=eco
主な原因は、LNGの価格低下によるもので、3.11以降値上がりしていたものが落ち着いて来たというところだろうか?
何をするにも必要となる電力等の基になるLNGや石油の価格によって、貿易収支が振られるのは、いかがなものかと・・・。
早く、日本近郊の海底に眠る資源が活用できるようになる事を期待したい。
今話題になっている、対米貿易収支は、6兆8347億円の黒字との事。
その昔の様に、米製品購入推進運動等が始まるのだろうか?
サラリーマン時代に、その為に、米メーカーのカタログを取り寄せて、検討した事を思い出す。
しかし、精度的に厳しかったことも覚えている。(やっぱり日本製品は、素晴らしい。)
貿易収支が黒字は、日本にとっては、良い事らしいとは思うが、私は恥ずかしながら、この事がどこに影響があるのか?等は、ほとんど判っていない。
先日、ある方と話していたときに「高校時代(普通科)に、社会と言えば日本史、世界史が中心で、地理や政治・経済は”ついで”見たいな所があった。特に政治・経済はセット・・・。」と言っていた。
「確かに・・」と納得した。
勿論、日本史、世界史が不要とは言わないが、社会人・企業人にとって重要と言えば、地理、政治・経済ではないかと。
更に、大学時代も一般教養として、その授業が、あった気がするが、工学部では、これまた”ついで”的な扱いだったかな?
貿易収支とか、短観とか、報道になる項目は、高校生で習得しても良い気がする。
花田屋さん、ご無沙汰しています。
寒い日々が続いていますが、お元気のようでなによりです。
確かに貿易収支は大震災以降5年ほど赤字を続けていましたが、経常収支の方はここ30年以上黒字が続いています。
日本はこの蓄積の多くを対外資産への投資に向けて所得収支の獲得を増やしています。
震災後もこの所得収支の黒字によって貿易収支の赤字はカバーされていました。
なぜ経常収支(貿易収支や所得収支などを含んだもの)の黒字が大事になるかというと、なによりも自分の国で供給しにくいモノやサービスをスムーズに輸入していくためなのです。
例えば、東日本大震災後のように原発稼働停止などに伴い、火力発電用の燃料輸入の増加が必要になったとき、経常収支の黒字によって得た外貨が必要になってきます。
これは緊急時だけのことではなく通常時でも、国内で生産されていないモノや手に入れにくいモノでも同様です。
実際、1997年の韓国では外貨準備の不足で通貨が暴落し、アメリカの食料メジャーに韓国への食料輸出を拒否されました。
その時はアメリカ政府の尽力で輸出は再開されましたが、韓国経済の主権はIMFの管理下に置かれて、国民は塗炭の苦しみを被ったのはご存じの通りです。
自国で国民のすべての需要をまかなうことができれば問題はないのですが、現代の社会ではなかなかそういう訳にはいきません。
そこで経常収支(貿易・サービス収支や所得収支など)の黒字が必要となってくるのです。
住永家様
こちらこそ、ご無沙汰しております。
今年も、よろしくお願いいたします。
貿易収支の黒字の必要性について、ありがとうございます。
勉強になります。
>自国で国民のすべての需要をまかなうことができれば問題はないのですが、現代の社会ではなかなかそういう訳にはいきません。
グローバルの時代になり、かつ先進国だけが絶対的な力を持っている時代ではなくなってきている状態では、世界のバランスを取るのは、難しいですね。
米国(トランプ大統領)が、貿易赤字を無くそうとする事も判ります。