8月282017
厄介者 クラゲ
今日(8/28)も、朝から曇りがちながらも日差しのある1日。
日中は暑いものの、徐々に秋になり始めている事を感じます。
日本のスポーツ界の快挙のニュース。
バトミントン世界選手権で、女子シングルス初の金。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20170828-OYT1T50010.html?from=ycont_top_txt
奥原選手が、リオデジャネイロ五輪銀メダリストをフルゲームの末に破り、金メダルを獲得した。と。
素晴らしい。拍手。
体形的には、それほど恵まれていない様にも思うが、フットワークの良さで、コートを走り回る彼女の姿には、いつも感動を覚えます。
これで、東京オリンピックも楽しみになりました。
時々、クラゲのニュースが流れる。
時には、水族館のクラゲが綺麗とのニュースもあるが、ほとんどが大量発生のニュース。
有名なものは、大型になり、漁業の網を破損させるエチゼンクラゲ。
もう一つは、下記のHPにある発電所の取水口のミズクラゲの大量発生。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170828-OYT1T50045.html?from=ytop_main7
昔取った杵柄で、少し説明すると。
記事には「取水口にはクラゲを除去する装置を取り付けているが、押し寄せた量が多すぎて対応できず、冷却用の海水を十分に取り入れられなくなった。」とある。
海水は、蒸気タービンで仕事をした蒸気を冷やす為に使っている。
海水は、くみ上げた時と使い終わって海に戻す時の温度差は、7℃以内と法律で決められている。
つまり海水量が少ないと、7℃が守られなくなるため、発電出力を少なくしなければならなくなる。
つまり海水量が少なくならない様に、またゴミとか貝殻がポンプに入ってポンプが破損しない様に、取水口には、バカでかいゴミ取り網みたいなものや、ロータリースクリーンと呼ばれる巨大なゴミ等の除去装置が付いている。
しかし、ミズクラゲの様な物が大量発生すると、網にクラゲがはびこり、海水がくみ上げられなくなる。
通常であると、その発電所は止めて、他の発電所を立ち上げる様な運用を行うのだが、夏場だと、最も需要電気量が多くなり、予備の発電所が無く、その様な運用が出来なくなる。
今から30年以上前から、その対策を色々と講じてはいるが、今のところ絶対的な対策は開発されていない。
早く、良い対策が出来る事を期待したい。
花田屋 様
クラゲ被害の話、時々聞きますが・・。
今から30年以上前から、その対策を色々と講じてはいるが、今のところ絶対的な対策は開発されていない。
↑
そうなんだ・・。
取水口って1カ所なの?
クラゲの影響の少ない(と思われる)深いところから引っ張れないのかな?
熱交換の画期的効率化技術は進歩しないのかな?
素人は何でも思い付きで言えるけど、現場は必死に何十年も対応しているんですね。
早く、良い対策が出来る事を期待したい。
↑
仰る通りです。
三歳からの同級生様
徐々に色々な成果は出ているとは思いますが、何せ発生する量が、想像以上ですから・・・。
取水口は、複数個あるところもありますが、大量発生の時は、その効果は無いようです。
熱交換技術としては、水冷、空冷などありますが、コストを考えたときは、今のところ海水が最も良いようです。
日本の火力、原子力発電所が海岸線にあるのも、その為です。