3月112008
国民年金について
『社会保険庁は10日、自営業者らが対象の国民年金納付状況
“05年国民年金被保険者実態調査”の結果をまとめた。
免除者らを除く保険料滞納者は全加入者1896万3000人の25.4%にあたる481万9000人で、02年前回調査より7.2ポイント(155万2000人)増。』
との発表。
社会保険庁は、やっぱり何か違っているのではないだろうか?
1.今頃05年のデータ提示?
2.自営業等の国民年金納付状況のみの発表?
データ集計に何年掛かるのだろうか?
更にその古いデータで何を言いたいのか?
この数値だけだと、
「25%の人が加入していない、将来年金の支給はどうなのか?」
と不安を煽るような物だ。
厚生年金で、国民年金部分の支払いをしている人も含め、
提示すべき数値ではないだろうか?
私も、今は国民年金を自身で(サラリーマン時代は、厚生年金で自動的に支払い)直接払う立場になり、退職と同時に手続きを行い支払いを開始した。
私は、国民年金は、加入していた方が良いと思っている。
今年の例だと、積立額は14,000-/月程度
65歳からの支給額は700,000-/年程度
14,000-で12ヶ月 40年で乱暴な計算をすると積立額は6,720,000-
65歳からの支給額700,000-で割るとおおよそ10年分だ。
平均寿命を考えると、十分基は取れる勘定だ。
70万/年では十分ではない。
しかし、働けなくなった状態での70万は、貴重ではないだろうか?
もちろん、生活する地域、環境により異なるとは思うが・・・・。
国民年金の支払い方法について考えてみると、
現状の大まかなルールは、
1)20歳から60歳までの40年積み立て可能
2)25年以上積み立てた時に頂ける権利が発生
3)滞納分は、2年前までは払い込み可能。
不足者は、65歳まで延長積み立てが可能。
4)毎月の積立額は、一定。
5)65歳以上での支給額は一定。(積み立て期間による。)
ここで、疑問なのが
1)滞納者は、2年前までしか遡れないのか?
2)毎月の徴収額は一定なのか?
・過去の不足分を合わせて、払い込む事が出来ても良いのでは?
私の場合も、学生時代の部分が未納となっているが、少しずつ上乗せして
払い込めるルールがあれば、今頃20歳から加入したのと同じになっていた。
25年以上の積み立てで、権利が発生するのであれば、もう少し払い込みやすい事も検討する必要があるのではなかろうか?
社保庁の致命的な事実が露呈している今こそ、国民が払い込みやすい年金を目指すべきではなかろうか?
もちろん、積み立てたお金の管理はしっかりしてもらわないと困るが・・・。