3月062018
企業誘致の大変さ
今日(3/6)は、日差したっぷりも、気温が上がらず8℃程度まで。
風が、冷たく感じる。
島根県として、取り組んでいるのが、企業誘致。
とは言っても、なかなか進んでいないのが実情。
江津市にも、工業団地(江津地域拠点工業団地)があり、Uターンした時と比較すると、数社が入居しており、上場関連企業もある。
更に、現状検討されている企業も、数社あると聞いており、良い工業団地になりつつある。
今回、島根県の西部にある益田市の「石見臨空ファクトリーパーク」の工業団地の誘致が進んでおらず、新たに対策をするとの記事があった。
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20180305-OYTNT50323.html?from=ycont_top_txt
「石見臨空ファクトリーパーク」は、石見空港までは7キロで車なら約10分の距離。国道9号までは3分、同191号までは10分と主要国道にも近いが、県企業立地課は分譲が進まない理由の一つに、「交通インフラの未整備」を挙げる。
その裏付けとして、山陰道の未整備に加え、中国自動車道や浜田自動車道まで約1時間という距離が課題で、高速道路に近い「江津地域拠点工業団地」等からは後れをとっているのが現状だ。と。
「石見臨空ファクトリーパーク」には、敷地内ある某企業から研修依頼を頂き、何度も訪れたことがある。
確かに、空き地だらけ・・・・。
県企業立地課が、「交通インフラの未整備」を一番の原因としている様に、大きい問題と考える。
製品の出荷するにも、高速が無いのは、大変な痛手。
全国の地方では、どこでも企業誘致をおこなうべく、料金引き下げ、電気料金の負担等の手を打ってきている。
公共事業の入札の叩き合いではないが、民間企業に対して官庁同士で叩き合いをしている現象が出ている。
更には、企業誘致に使われるお金は、県民の税金。
誘致実現は、そうそう簡単な事ではなく、毎年、凄い人件費等の経費を投入している。
地方進出を考える企業は、それぞれ条件は、異なっていると思え、ピンポイントで見つけ出すのは、大変な労力。
何か、良い手立てはないだろうか?
国は、本社機構を地方都市に移転した場合は、法人税の引き下げを行うとか、中央官庁を地方に移転させるとしているが、その効果は、未だに見えてこない。
あるいは、効果が出ているのかもしれないが、我々の目に触れる発表がされていないのは、いかがなものか?
人口減少が、見えている地方都市は、色々な対策を施行しているものの、企業誘致による労働者人口の増加は、確実な効果があると思われる。
もう少し、国等のリーダーシップを求めたい。