10月272018

今度は化学メーカー・・。

今日(10/27)は、昨晩の前線通過の雨の影響か、寒風の吹く1日。
木枯らしとはいかない様な気もするが、そんな時期になったと感じる。

 

 

今度は、化学メーカーが・・・・。

日立化成で、半導体向け素材の検査データを巡る不正の疑いがあり、取引先に通知していたことがわかった。
不正は半導体のICチップを覆う樹脂の素材で行われた。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181027-OYT1T50030.html

またか?と思ったが、記事を見ると、「日立化成は、顧客と交わした契約とは異なる方法で検査を行っていた。」と。

これを不正と呼ぶか?
顧客との打合せ不足とか確認不足ではないかと?
勿論、顧客の要望を無視し、自社の勝手なやり方で実施し、あたかも顧客要望の試験を行ったかの報告書になっていると悪意のあるものではあるが・・・・。

 

業界は、違えども対応方法を同じでは無いかと?
私の知っている電力業界では、メーカー側自主検査規格が、JISとかANSI等に準拠した形で定められていて、更に顧客ごとに決められた基準がある。
と言う事で、それに合わせた試験方案を作成し、事前に顧客と打ち合わせを行い、両社納得の上で納入品は、試験を行う。
更には、その試験を全数試験か抜き取り試験か等も決定する。
また、初採用の品は、場合によっては破壊限界を確認するまで実施する破壊試験を行い採用するか否かを決める物もある。

半導体等の電子部品では、試験の中には、破壊試験に近い対環境試験として、恒温槽での温度サイクル試験(ある範囲の温度を上げ下げを実施し、その変化に耐えられかの試験)があり、その環境の与え方が、試験方法により、かなりの差異が出るものと思われ、その辺りの調整不足ではないかと・・?
とすると、製品自体は、問題ない可能性もあり、勿論、顧客との調整不足は大反省してもらいたいが、最近発生してる検査改ざんとは、性質が違うのではないかと思うのだが・・・・?

多少、日立化成の肩を持ったわけではないが、大問題にならない事を祈りたい。
と言うのも、もし大問題だとすると、輸出品も考えると膨大な製品数となる事が考えられ、それこそ日本の品質が揺らぐことになる。

 

 

もう一つ、企業のニュース
富士通が、5000人の配置転換を行う。と。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181026-OYT1T50122.html?from=ytop_main4

対象となるのは総務や経理などの間接部門で、研修を通じて営業職やシステムエンジニアとして育成する。IT(情報技術)サービスなどの成長分野を強化する狙いがある。と。

 

良い対策。と思う。
入社以来、総務、経理一筋となると、それぞれの仕事は大変である事は認識するが、予算、決算数値は、まとめるものの、実際の苦労は伴っていない方々。
にも拘らず、会社の中枢にいる為か、自分が会社をコントロール化しているかの勘違いをしている若者も。

そのスタッフ系の方が、現場への配置転換が実施される事は、会社全体のモチベーション向上につながるのではないかと・・・。

 

しかし、「配置転換後の仕事に合わない従業員には、転職を支援する制度を提案することもある。」と。
うっん?これは、良さげに見えるリストラ?
それとも、1回は、チャンスを与えると言う事かな?

 

これからは、こう言う事は、増えてくるのかな?
バルブが弾け、リストラが、各社で行われ、今は人手不足と言われる中、それでもリストラがあると言う事は、良い会社に就職できれば、安泰の時代は、とっくの昔に終わった様です。

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