3月192008
提案!!公務員の企業研修
『道路特定財源から事業収入を得ている国土交通省所管の公益法人が職員旅行の費用を負担していたとの事。
13法人では職員旅行を毎年か隔年で実施。
これまで計58回の旅行参加者は延べ5760人、支出総額は約1億8800万円に上った。
中部建設協会は”適正な支出と考えているが批判も強いので今後検討する”
国際建設技術協会も”職員も負担しており一般常識の範囲内だと考えていた”』
全文を読んで呆れてしまった。
一般的な企業の慰安旅行は、
・福祉施設を抱えている企業は、ほとんど自費だ。
・福祉施設を持たない企業は、会社がある程度負担して実施されている所もある様だが・・・。
公務員は、全国に保養所等の福祉施設も有り、かつ一般のお店で買い物する際でも、一般人より安く購入できる場合もあると聞いている。
にも関わらず、ほとんど自己負担無しの旅行だそうだ。
明らかに、一般常識の範囲内とは言えない。
自費での旅行の場合、幹事は大変なのだ。
「たかだか課内旅行の幹事。されど課内旅行の幹事」なのだ。
その中には、企画所作成、報告書作成等の事務業務から、事前調整と、若手社員の教育の場でもあるのだ。
課内旅行程度の幹事が出来ない様では、普段の仕事も上手くいくばすがない。
旅行代理店に丸頼みでは、教育にもならない。
ただの税金を使っての楽しい旅行になってしまう。
更には、
千葉大准教授 セクハラ
文教学院大女子中の校長 盗み
との記事が出ていた。
その他最近、公務員が・・・。教員が・・・。警察官が・・・。が目にしない日が無いくらいだ。
我々の模範となるべき立場の方が情けない。
その立場の方と話していても、「一般企業では通用しません。」と言いたくなることも多い。
もちろん専門的知識に優れた方も多いとは思うが・・・。
どうだろうか、中堅職員教育として10年程度の経験者に一般企業での実務経験を1年間程度義務付けてはどうだろうか?
特に、将来課長級以上になる方は。
10年程度の方なら、自分たちと一般企業との差を感ずる事が出来ると思うが・・・。
今までの慣習、先輩の教示どおりでは、自分たちの仕事ぶりが一般の方にどう映っているのか、今回の旅行が一般と違っているかどうかは、判らないのではなかろうか?
何かを感じてもらう為には、最低1年ぐらいは必要だと思う。
窓口業務の方は、店舗業務
企業局の方は、企業局への書類提出担当業務
(自分たちが、いかに企業にとって負担を掛けているかを実感してもらう為)
事務方は、営業伝票処理業務
学校の先生は、教え子の就職先とか
企業の方には、迷惑の話かも知れないが、無給であれば喜んでいただける所もあるのでは無いだろうか?
更に、お役所からのお客様ではなく、従業員と同等にビシビシと教育してもらう事をお願いする事も必要だ。
この現場教育で、今出ている公務員の不祥事が無くなれば、税金も無駄使いにはならない気もする。
千葉県だったか、中学校の先生が、一般企業へ数週間の実務研修とのニュースを数年前に見たことがある。
その時、すばらしいと思った記憶がある。
その時の先生の感想は、
「子供たちに社会の厳しさを教えるのに役立ちます。」
「自分の力の無さを感じた。」
とかの感想を言っていた。
しかし、それを学校に持ち帰っても上司の先生方は、その経験は無いのだから学校内への反映は難しい。
その後も、その中学校で研修が続いているかどうかは、判らないが・・。
こんな試みを行ったところもあるのだから、出来ない話では無いと思う。