4月122019
A級グルメはA級食材から
今日(4/12)は、午前中は、曇りがちだったものの、午後からは日差しも出て、気温も15℃近くまで上昇した様で、ここ2,3日の寒さは、終わった様です。
“島根邑南町の飲食店が2カ月連続で休める理由”と言う記事が、東洋経済にあった。
記事
邑南町は、私の住む江津市の南側にある山間部の町。
人口1万人程度の町でありながら、今全国的に注目されている。
世の中が”B級グルメ”ブームのさなかに、”A級グルメ”として発信し始めたのだ。
その理由が面白い。
地域の食材を、都会部のお店に売り込んだところ、調達量が少ないと断られた事が切っ掛けで、「では食べに来てもらえれば良い。」と考えて、A級グルメとしての発信。
と言う事は、A級グルメでは無くて、”A級食材”。
おそらく、A級食材からでないと、A級グルメにならないだろうな。
改めて考えてみると、生産場所の近い所にしかA級食材は生まれない。
自分でも釣るイカ、キス、スズキ等は、当然A級食材。
東京で食べていた魚とは、比較できないほど。
更に記憶が正しければ、邑南町は、素人の調理人を県外から求め、その彼らに調理の勉強代、住居等を与えて、スタートしたはず。
と言う事は、最初は、A級食材を使ったC級グルメぐらいだったのかな?
それが、いつの間にか、一流調理人もIターンし、店舗も相当数増え、A級食材を使ったA級グルメになったと言う事だな。
そのお客さんは、車で1時間程度の広島市から来ている様です。
10年ぐらい前には、仕事で時々邑南町を訪ねていたが、その当時は食事する所を探す事すら大変だった。
ここ数年間で、一気に変わって来た様です。
今度、食事に行ってみよう。
しかし、この記事の冒頭に「地方ではいまだに地方再生の切り札に”地元に工場を誘致したい”といったようなことを熱っぽく語る方も、一部には残っているようです。」と。
更に、「かつて、安くて若い大量の労働力が地方に残っている時代には優位性があった工場立地も、著しい高齢化を抱える現在の地方では、むしろ労働力確保のほうが問題となっており、工業的な視点で地方を語ると打つ手がなくなりつつあります。」とも。
勿論、邑南町の取り組みの成功は、素晴らしい事と思う。
しかし、それ以外にも、多くの人を雇用する大きな工場も必要と考える。
色々な物がバランスして成り立つものと思う。
その昔は、地方に進出する大手企業の工場は、田舎の安い土地、賃金の安いワーカーを求めての進出が主な理由だったと思われる。
従って、管理職は、本社側からの派遣で、地元の従業員は、管理職になれる確率は低かったと思われる。
しかし、今は地元出身の方が、大学進学の為に都会に出て、就職の為に戻ってくる流れができ始めている。
その証拠に、この辺りの誘致企業の工場長などの管理者が島根出身と言う方の比率は、かなり高くなっている。
この筆者の言う労働者不足は、地方に限った事ではなく、全国的な事で、当然島根でも外国人労働者が増えている。
企業誘致を否定するような書き方には、納得いかない。
花田屋 様
企業誘致を否定するような書き方には、納得いかない。
↑
分かります。
が、言い方聞き方もあります。
固定費を抑えつつも、付加価値の高い事業を組み立て、そして適切に休みをとる――。
↑
これもまた然り。
三歳からの同級生様
>言い方聞き方もあります。
確かに・・・。
しかし、ここ江津では、私がUターンしてからも、優秀企業の誘致が進み、地元の職業高校の地元就職率も、上昇しています。
勿論、邑南町の様に、起業した方も20名程度おられ、両方が必要だと感じます。
>固定費を抑えつつも、付加価値の高い事業を組み立て、そして適切に休みをとる――。
当然ですね。