5月182019
「終身雇用」の終焉?
今日(5/18)は、朝からパラパラする時間帯もあり、風も強く、昨日とは変わり、少々肌寒い感じ。
「働き方改革」という単語が出てから、暫らく経過したが、その影響か、色々な動きや、色々な声が出てきている感じがする。
まずは、セブンイレブンで、販売期限の迫った弁当やおにぎりの実質的な値引きを始める。と。
新聞記事
セブンイレブンにおいては、数か月前に24時間営業の件で、フランチャイズ店のオーナーとの間で、揉めたことに端を発し、今度は、販売期限が迫った食品の対応方法においても、フランチャイズ店に、1歩譲った感じとなった。
国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」では30年までに食料ロスを半減させる目標に対して、施策を講じたとは、言い難い様な感じではあるが、改善され始めたことは、良い事と感じる。
先日、この地域のセブンイレブンのフランチャイズ店のあるオーナーと話す機会があった。
まずは、アルバイトがなかなか見つからないのが、一番の問題だと・・・。
これは、24時間営業が問題となった件と同類かな?
次に、なかなか利益が上がらないと・・・。
これは、上記記事の販売期限の迫った食品の対処方法にも関係する様です。
次に、トヨタの社長の発言が、議論を呼んでいる様です。
「終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきた」「雇用を続けている企業にインセンティブがあまりない」と。
記事
20~30代で「終身雇用」「年功賃金」を支持する割合が2007年頃から急激に伸びているらしい。
この事は、経済状況と逆相関になる事が昔から言われており、不況傾向になるとやはり終身雇用を求める方が多い様です。
政府が、先月までは、景気は上向きといっていて、この傾向は、少々おかしい気もするが・・・。
最近の若者は、組織内での上昇志向が無く、課長昇進等を断る方も多くなっていると聞く。
裏を返せば、「上司から指示された事を、可も無く不可も無く程度の仕事をしておけば、年功賃金で、そこそこの給与は、貰える。」という事となる。
企業においては、極端な事を書けば、新人でも定年退職前の方で、アウトプット量が同じであれば、新人の方が給与が安いので、そちらが良いとなる。
新人の時は、張り切っていても、年々歳を重ねると、少々残念な社員に変貌される方もいる様で、どんな企業、官庁系でもそのような方はおられる様です。
とは言っても、そんな方も「年功賃金」となると、雇用側はたまったものでは無いとなる。
最近話題の「働き方改革」の報道をまともに聞いている方は、会社に賃上げだけを要求する社員となってしまう可能性も出てくる。
更には、働く高齢者の労働災害(労災)が増えている。と。
2018年に労災に遭った60歳以上の働き手は前年よりも10・7%増え、労災全体の4分の1を占めた。と。
新聞記事
こうなると、高齢者を雇う事がいかがなものかともなる可能性が出てくる。
トヨタレベルだと、高齢者は工程管理等の業務や、安全担当等の事務業務に移動も可能かとは思うが、中小企業だとなかなかそうもいかないのかな?
色々な職種があり、全てがトヨタの社長の発言に合致するわけでは無いと思われるが、社員が一丸となりイノベーションを起こし、変化の激しい時代を乗り切らないと、会社の存続が厳しいくなる事となる。
会社が、倒産した時は、「終身雇用」「年功賃金」だと言ってはいられない事となる。
勿論、その為に、企業は、社員に対して、専門研修や一般研修の機会を十分に与えなければならないと思うが・・・・。
花田屋 様
セブンイレブン、トヨタ自動車、いずれも大きな報道になっています。
自己責任・雇用・保証・福祉・人生観・バランス‥‥、いろんなキーワードが浮かびます。
他人事ではない。
私も公私とも、当事者として対応していかなければならない課題です。
一つずつ目標に向かって改善していこうと思っています。
三歳からの同級生様
>自己責任・雇用・保証・福祉・人生観・バランス‥‥、
そうですね。
今回のトヨタの社長の会見は、これからの日本の社会に対する警告であったり、変化の予告だったと思います。
>私も公私とも、当事者として対応して・・・・・。
大変だと思いますが、頑張ってください。