7月162019

島根留学

今日(7/16)は、朝から日差しがあるものの多少薄雲がある為か、気温は27℃程度止まり。

台風5号が発生した。と。
この台風の影響で、梅雨明け前の、帳尻合わせの大雨が降らないように祈ります。


午前中に、「5S最先端企業視察」として、5S研修の受講生で、市内のトップ金属工業を視察した。

まずは会議室で、トップ金属工業での5Sの取り組み状況を、F課長よりご説明いただいた。

その後、工場内を視察


今回の参加者は、講師、市役所を除いて20名の大勢が参加。

工場内の写真撮影は、出来ませんので、写真は、ここまで。


その後、質疑応答をして、終了した。
参加者には、介護施設の方もおり、扱っている物が違い過ぎる事も有りますが、部品倉庫は、どんな企業でも同じと思われ、参考になったと思う。

「百聞は一見にしかず」
講師陣が語るより、実際に苦労して推進しておられる方の話は、受講生にとって励みになると思われ、今後も続けていきたいと思う。




以前、江津高校が「孫留学」として、江津市出身者で、都会で結婚した方に、ご子息をおじいちゃん、おばあちゃんの所から高校に通わせませんか?との、取り組みを始めたとの話題を報告した。

他の県内の高校も「島根留学」として取り組みをしている。

その事が、”「地方の高校」にあえて進学する子どもの心情”と題し東洋経済に掲載されている。

東洋経済記事

当初、「上手くいくのだろうか?」と疑問視していた。
しかし、今や、隠岐の島の高校や津和野高校などあちこちの高校に県外から留学されている様です。

まずは、隠岐の島の高校で、「島前高校魅力化プロジェクト」を立ち上げ、課題解決型プロジェクト学習など特徴的なカリキュラムを開発すると同時に、地域総がかりで子どもの学習を支援する体制を作りあげた。

その結果、2019年には26都道府県から195人が留学している。

地元のイベントに参加したり、自分で設定した地域やコミュニティーの課題を地域の人に取材したりして、特定の問題の解決法を探る課題解決型プロジェクト学習など、地域の大人と触れ合うチャンスが多いのである。
その支援する地域コーディネーターが、あちこちの高校に配備されている。

昨年10月に、東京の日本橋島根館で販売実習を仕掛けた、コーディネーターのR嬢も、その一人。

2018年10月18日のブログ

コーディネーターが生徒と話し合いを行い、それに対応できる地域の方を紹介する仕組みとなっている様です。


「考える力という点では、自ら問題解決に取り組んだ子どものほうが強いかもしれないのだ。偏差値は高くても仕事ができない人が少なからずいることを考えると、偏差値は大事だが万能ではない。都市の偏差値優先の教育以外が必要とされるのは世の必然なのかもしれない。」と記事は、まとめている。


数日前も、この取り組みをNHKがローカル版で、ある都会から津和野高校に留学してきた生徒が、”栗羊羹”に注目し、「海外のお客さんに英語で、もっとわかりやすいポップを作った方が良い」と提案し、”delicious”と言う単語を使い、英語が出来るコーディネーターに相談したところ、「何がdelicious?」と問われ、わざわざ栗の畑まで行って、甘い栗になるように枝の剪定作業等を行う事等の説明を受け、ポップを訂正した事等を放映していた。

こんな事だけど、これは東京の高校では無理だな。と思った。


この留学に参加している生徒は、ごくわずかではあるが、SDGs等の目標に対する、小さいPlanを見つけて解決すのは、田舎の方が良いかもしれないですね。

高校卒業後、再び大学等の進学で、島根を離れる方がほとんどですが、田舎を知った方が増える事は大歓迎です。

島根で高校時代を過ごした方が、多方面で活躍してくれることを期待しています。
そのうち何人かは、いずれ(老後でも)島根で再び生活してくれると嬉しいのですが・・・。

4件のコメントがあります。

4 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2019/07/17 8:26:04

    花田屋 様

    東洋経済の記事で印象に残ったのは、”子ども扱いしない“のフレーズです。

    大人と同じ環境でトライさせてみる大人の責任が問われますよね。
    我社の若い人たちに対する私の普段の行動が、本当にこう出来ているかと、はっとさせられました。

    経産省が進める”未来の教室 Edtech”プロジェクトでは、この小さな一歩を”50cm革命”と呼んでます。

    大人もこどもも”50cm革命”。

  2. 花田屋 2019/07/17 9:09:19

    三歳からの同級生様

    >”子ども扱いしない“のフレーズです。

    個人差は、あるでしょうが、素晴らしいチャレンジを行っている生徒もいると思います。

    >大人と同じ環境でトライさせてみる大人の責任が問われますよね。

    そうですね。
    とにかくやってみて。と言える項目と、そうでない物はあるとは思いますが・・・。

    >経産省が進める”未来の教室 Edtech”プロジェクトでは、この小さな一歩を”50cm革命”と呼んでます。

    ちょっと経産省のHPを見ると
    「50センチ革命」を起こす力は、自己肯定感や自己効力感、圧倒的な当事者意識、他者への共感力、課題の発見力、(勝算や成否を恐れず)最初の一歩を踏み出す力などで構成。と定義していますね。

    課題の発見力(勝算や恐れず)が、一番大事ですかね。

  3. 三歳からの同級生 2019/07/17 12:54:02

    花田屋 様

    課題の発見力(勝算や恐れず)が、一番大事ですかね。

    だと思います。

    その為には”自ら考える力”をいかに身に付けるか?が、まず具体的な課題だと感じています。

    他者から言われ、やらされてる感満載では無理ですよね。
    “好きこそものの上手けれ”とは、昔の方は上手い事を言ったもんだと思います。

  4. 花田屋 2019/07/17 12:58:44

    三歳からの同級生様

    >他者から言われ、やらされてる感満載では無理ですよね。

    おっしゃる通り。

    新人教育の時などには、「どうすればいいですか?」なんての質問が多発します。
    「自分で考えろ」と突っぱねる事も多々あります。

    今の教育では、この質問がまかり通るのかも?

    2020年から、この質問が少なる事を期待します。

    >“好きこそものの上手けれ”とは、・・・。

    確かに。

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