12月292019
ダンゴムシのフン
今日(12/29)は、朝から曇りがちながら、穏やかな天気。
年末の荒れた天気の前の静けさか?
「第17回高校生科学技術チャレンジ」にて、文部科学大臣賞(最上位賞)には「オカダンゴムシのフンに常在するブレビバクテリウム属菌による揮発性抗カビ効果」をテーマにした島根県立出雲高の片岡柾人さんが選ばれた。と。
新聞記事
「ダンゴムシのフン」ってか?
詳細が、下記の記事に
新聞記事
テーマが「オカダンゴムシのフンに常在するブレビバクテリウム属菌による揮発性抗カビ効果~ダンゴムシ研究11年目で掴んだ産業的・学術的可能性~」だと。
小学校1年生の時に、ダンゴムシに興味を持ち、研究し続けていると。
入り口は、普通なんだけどな・・?
4年生のとき、弟が飼い始めたナメクジのケースにすぐカビが生えることに気づいた。自分の飼育ケースには一度も生えたことがないのに。ミミズも飼って比較し、ダンゴムシとワラジムシの存在がカビを抑えていることを証明した。と。
この辺りから、普通の小学生とは、違ってくる。
しかし、この気づきは、凄い。
その後、フンに含まれる細菌を発見し、この細菌が、何かしらの揮発性物質を出している事を突き止めた。と。
この細菌が、将来、我々の生活の中で、良い働きをしてくれることを期待したい。
島根県から、この手の子どもが育つとは・・・。
勝手な想像ではあるが、勿論本人は、頭の良い子だと思うが、いくら頭が良いとはいえ、途中での誰かのアドバイスや、導きが無いと、こうはいかない。
小中高の担任とか理科の先生すべてが、この導きを出来るとは思えず、ご両親か親族又は、近しい方にその知識をお持ちの方がいるのではないかと・・・。
これからは、小中高で、この様な導きが出来る環境が必要なのではないかと・・。
都会であれば、公的、民間の色々な「****館」的なものがあり、それに触れる事が出来る。
田舎にも、多少の物はあるものの、その差は非常に大きい。
子どもの「あれ?」「なんで?」の気づきを大事にする教育課程に無い学びのチャンスを与えてほしいと思う。
新しい物を発見、発明した時の喜びは、早いうちが良いのではないかと思う。
サラリーマン時代に、特許の提出が、意識付けされ、数十件の提出を経験している。
その内、いくつかが特許認定され、特許庁から発明者の名前付きで特許証書が届き(会社と譲渡の契約済みで、証書は会社保管)、コピーを貰った時は、そこそこの喜びがあった事を覚えている。
この喜びが、学生時代であれば、次々と新たなアイデアが出てくるのではないかと・・・。
先生方の、働き方改革が推進されているが、子どもたちが、新たな事にチャレンジし喜びを得る事ができる教育環境を作る事を文科省は、検討する必要があるのではないかと思う。