8月072010
高齢者の不明者多数
最近の驚きの話題と言えば、やはり100歳を超えた高齢者の不明者が全国で次から次へと発覚している事だ。
報道各社で多少異なるものの70名を超えている。
この事例が多いのは、比較的都市部。(人口比率を考えると、田舎のほうが問題?)
自宅で30年以上も前に死亡したにもかかわらず、そのままとなっていた事例を皮切りに、東京都最高齢と言われている方まで・・・。
いったい何故?
原因は、どこにあるのだろうか?
行方不明者が帰って来る事を期待して、死亡届を提出していない方もいるかも知れない。
ただし、中には年金等を家族が受取っている可能性もある方も・・・・。
行政は、従来から全く同じ対応をしており、調査方法が甘いとも言いがたいところもあるが、健康保険使用履歴、介護保険使用履歴、年金受給履歴等等で疑わしい方も特定できる様な?
安否確認を行ったが「個人情報等を理由に親族に断られた。」所もあった様だ。
その解釈はどう考えても間違っていると思う。
個人情報が悪用される危険性がある場合については、拒否しても良いとは思うが・・・・。
しかも、年金等の支給がされていれば、個人情報など理由にはならない。
現在、国内最高齢は113歳。
東大阪市では、戸籍上119歳の方がいると公表した。
2002年に安否確認が出来ずに、未報告となっているとの事。
と言う事は、今回問題が発覚しなければ、戸籍上は、いったい何歳までほって置くつもりだったのだろうか?
今回は、100歳以上の調査であるが、後期高齢者(呼び方の良し悪しの論議はあるが・・・。)の75歳以上の調査をした場合、いったい何人の行方不明者が出るのだろうか?
行政の問題以前に、家族の絆や近所の絆がなくなっているというか、あまり関与しなくなっている所に原因があるとの報道も。
絆が無くなる根本原因は、どこにあるのだろうか?
なんともしっくりこない事件である。