7月222023

水難事故増加?

今日(7/22)は、少し雲が多かったものの、強い日差しの時間があり、気温も32℃程度まで上昇し、暑い1日となりました。

午後から、海岸線をパトロール(?)してみると、流石に夏休みに入っての土曜日で、海水浴客が多かった様です。
今日は、波も無く、先日まで雨の影響で、水が泥濁り気味だったのですが、だいぶ綺麗になっていました。
水難事故に気を付けて、海水浴を楽しんでほしいと思います。







福岡県宮若市の川で21日午後(夏休みの初日)に、女児3人が溺れ、いずれも命を落とした。と。

新聞記事

記事を読むと、当初は浅い場所で遊んでいたが、4人が急に深いところにはまり、うち3人が流された。残る1人もおぼれかけたが、一緒にいたほかの児童が助けた。
「誰かが『あっち(対面の岸にむかって)まで泳ごう』と言い出し、泳いだらあがってこなくなった」と。

何とも、痛ましい事故です。
ご冥福をお祈りいたします。

この川がどんな川かは判りませんが、記事上にある写真を見る限り、小さい川の様に見えます。
普段の流速、どのようなカーブを描いて流れいるかが判りませんが、流れにより手前側か対岸側かのどちらかが、流れが速く更に深くなっている可能性があります。
深みに、はまったとありますので、浅いと思った所が急に深くなっていたのだと思われます。

記事には、水辺で遊ぶ際の注意点として
1.出かける前に天気や川の情報を確認
2.子どもだけで遊ばせない
3.水の流れが速く、深みのあるところには近づかない
4.水に入る際は「膝下まで」が目安
5.ライフジャケット着用を励行 と。
記事の最後に、海に比べ川の水、浮きにくいともあります。


こんな注意事項だけが、教育として学校でも教育しているとすると、自然をなめすぎている様に思います。

3番目の項目は、見ただけでは判らない事が多いです。
更に、海に比べて、一般的に水温はかなり低く、表層は冷たさを感じなくても、数cm下でも急に冷たい水が流れている所もあり、心臓麻痺が発生しやすいとも言えます。

川の危険な所、海の危険な所は、子どもの頃から、親からの指導や、色々な体験で、危険な事を認識し、かつその回避の方法も色々と覚えました。

まず川です。
我が家の近所には、川幅300m以上(水量は大変多く、深い所は5m以上あります。)の江の川が流れていて、子どもの頃は泳いでいました。
しかし、私の住む本町側では普段は泳がず、対岸の渡津側で泳いでいました。
川の曲がりの関係で、本町側は流速が早く、その為すぐ深くなっていました。
その反対に、渡津側は流れが比較的ゆっくりで、かつ砂浜がありました。

上級生になると、江の川横断チャレンジがあり、私も5年生か6年生の時に成功しました。
その途中から、どんどん下降方面に流されるのを感じ、かつ水が冷たくなることも学習しました。
更に上級になると、橋の上からの飛び込みです。
まさに、阪神さんが優勝した時の道頓堀への飛び込みの様な状態です。


更に、父親が自営業だった事もあり、仕事の切りが付くと、海に連れて行ってもらっていました。
当時は、「1度溺れないと泳ぎは覚えない。」と言われがあり、海に岩場から良く落とされていたものです。
ここで、川より海の方が浮くと言う感覚も感じる事になります。

何歳ぐらいだったかは記憶にありませんが、少し泳げる様になってからは、すぐに浮き輪は、取り上げられました。
その理由は、「浮き輪を持っていると、離岸流に持っていかれる可能性が高いので、自分の力で泳げ」と。
その頃に、当時は、離岸流と言う単語では、聞いていないと思いますが、万が一流れに乗った時の戻り方も教えてくれた記憶があります。

当時は、この程度の事を教える親等がたくさんおり、子ども同士でも教え合いながら、成長した気がします。
そんな事で、地元の子どもが水難事故に遭う事は少なかったのではないかと思います。

最近は、親世代、学校の先生ですら、こんな事を知っている方は少なく、子ども達も知らずに成長し、水難事故に遭う事になっている可能性もあるかと思います。

更に、最近は、プールで泳ぎを覚える方が多く、「自分は泳げる」と過信しているのでしょうか?
その泳ぎは、時として自然の中では通用しません。

そんな事で、自然に接する事から泳ぎを覚える必要も無くなっているのでしょうね。
夏休みでも、自然に触れる所よりも、大型遊具施設が多くある所への要望が多いのですかね?
また、どこに行かなくても、TVゲームの時間が増える事だけで満足しているのですかね?


そうなると、通り一遍の上記の注意事項になるのでしょうかね?

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