8月142023
灯ろう流しの主旨は?
今日(8/14)は、朝から時々日差しはあるものの、曇りがちの1日でした。
昨晩の最低気温は、22℃台だった様で、一気に様相が変わってきて、今日の午前中の空(運転中で写真は撮っていませんが)は、何となく秋の雲を思わせる空模様でした。
台風7号は、和歌山県の紀伊半島の先端(串本町)あたりに上陸し、大阪湾を通り神戸に再上陸し、そのまま北上し、兵庫県を縦断し日本海に出る予報となっています。(8/1421:00の気象庁発表分)
2018年に、関空連絡橋にタンカーが衝突、関空の水没等の被害が出た台風の時と、近いルートを通る様に見えます。
大きな被害が出ない事を祈ります。
台風のルートになっている皆様には、くれぐれも命最優先でお願いします。
台風7号の16日の江の川祭りへの影響が少々心配です。
15日に前夜祭も計画されている様ですが、その日は結構な雨量となる予報となっています。
16日は、午前中で雨は上がり、その後は曇りがちの天気ですので、大丈夫かと思います。
ただし、15日の雨量が多いと、江の川の流速が早くなり、灯篭流しが出来なくなる可能性はありますが・・・・。
その江の川祭りで、少々疑問な点が・・・・。
下記の写真は、昨日、新聞に入っていた広告の一部です。
「世界平和への灯」「灯ろう流し」とあります。
説明文には、
「江津市内小学生5~6年生を中心とした学生が、平和への思いを絵やメッセージに込めて灯ろうを作りました。
完成した500個の灯ろうに明かりを灯し、江の川へ流します。」と。
勿論、この対応に反対する訳ではありませんので、小学生が取り組んでくれた事には拍手を送ります。
ただし、小学生に、この灯ろう流しの主旨、目的等は、伝えられているのでしょうか?
私が、Uターンした時に近所の方が
「最近の灯ろう流しは、2段橋の下から流すので、拝むことも出来ない。」と。
(以前は、本町通りをまっすくいった所に橋が掛かっていて、その後防波堤を作る関係もあり、本町通りから250m程度下流に橋が掛かっています。
おそらく、灯ろうが橋の下を流れる際に灯ろうの纏まりがバラバラにされる事などもあり、2段橋の下から流す事になったと思います。これは仕方ないかな?と思っていました。
しかし、この「灯ろう流し」の一般的には、
「お盆の灯篭流しは死者の魂やご先祖の霊をあの世へ送り届ける儀式の一つで、死者を弔うことが主な目的です。」とあります。
昨年までは、地域の灯ろうのお世話をされている方が、各お宅を訪問し、灯ろうに書く文字等も含め、1台1000円(おそらく定価は無いと思いますので、1口1000円以上なのかな?)で請け負ってくれていました。
父親が亡くなった年は、父親の物と、先祖代々の物と2台をお願いしました。
その後は、毎年先祖代々として、1台頼んでいました。
と言う事で、7月にその方にお会いした時に、「いつも家まで来ていただくのは申し訳ないので、ここで申し込んで良いですか?」と言ったら
「今年は、申し込みが出来ないみたいです。」
「えっ」
「作る方が、いなくなったとか、流した後の回収の問題等もあり継続が難しいとか?」との説明でした。
私が、子どもの頃は、私の住む本町にあるお寺から、新盆の方の灯ろうが、御経と共に、灯ろうが江の川までお寺関係者によって運ばれ、江の川の土手から住職により灯ろうが流されていました。
その他は、車で運ばれ、船に積まれ、川の真ん中あたりから次々に流されていました。
その数は、打ち上げられる花火よりも多かったと記憶しています。1万個ぐらい・・?
今年の500個では、おそらく絵にはならないと思います。(それはさておき・・。)
子どもの頃は「江の川祭り」とは言っておらず単純に「灯ろう流し」と言っていた記憶があります。
歴史の詳細は、判りませんが、灯ろう流しが最も歴史が古く、そのイベントに花火が付いて、そこに出店等が出始めたのでは無いかと思われます。(その日に、江津駅前で盆踊りもあったと記憶しています。)
そのイベントが「江の川祭り」となり、更にパレードが始まったり、他のイベントもどんどん始まったのだと思います。
上記に書いた、灯ろうが出発するお寺は、今は住職のいないお寺になっていて、檀家さんがどうなっているのかも私は知らないのですが、そんな事も影響しているのでしょうか?
そんな事で、住民にも一切説明はされていません。
灯ろう流しの主旨、慣わしをすべて守り続けていく事は、厳しい事は重々承知しています。
一軒一軒、聞いて回る事は、おそらく無理でしょうからネットで受け付け、電子媒体での支払いが出来る事等を工夫して、きちんと業者に発注できる料金設定にしても良いと思うのですが・・・。
お盆に、帰ってきたご先祖を、送る行事は無くす方向では無く、守りながら新たに子供たちが行う「世界平和」を祈る灯ろうが加わっても良いと思います。
灯ろう流しの主旨等は守るべきかと思います。