3月142011
電気の重要性
東北地方の地震の影響が、平日となった今日(3/14)から出始めた。
特に、電気の無い生活は、大変な事。
東電が計画停電を一部実施した。
報道は、福島第一原子力発電所のトラブルを特に報道しているが、それだけの影響ではない。
地震により、福島第一発電所と第二発電所が地震のために止まった。
この2つの発電所で、総出力800万KW程度。
東電は、総発電量6500万kw程度(電源開発等も含め)の発電設備を保有している。
柏崎原子力発電所の運転状況と津波被害に遭ったと思われる広野火力発電所等の火力の状態が見えない。
しかも、この時期は、夏場の需要時期に合わせ、定期検査時期。
結構な数の火力発電所が定期検査を実施しているはず。
更には、石炭火力等は、待機発電所となり長期休止火力発電所となっている。
今日(3/14)の、需要予測は4000万kw程度。発電可能電力が3000kw程度との事。
これから、火力の定期検査発電所の早期立ち上げと待機発電所の再開をする事となる。
勿論、水力は、フル稼動とは思うが、総出力は800kw程度。
更に、他電力からの融通があるが、昨日書いた通り60Hzから50Hzに変換できる量が限られている。
東電は、計画停電を4月ぐらいまで実施したいとの報道があった様だが、更に夏場の電力が心配になる。
福島第一、第二は、夏場には勿論間に合わない。
津波に遭遇した火力も期待できない可能性も・・?
となると、夏場過ぎまで不自由な生活となる可能性がある。
計画停電を実施するにしても、今日の様な電車の運行状況が続くと、企業としては大ダメージ。
電車を走らせるとすと、自前の発電所で動力分は確保出来たとしても踏み切りの電源の問題。
勿論、道路の信号機も・・・。
今回の事で、東電にペナルティーだとの報道をしている新聞もある様だが、そんな事より節電の報道をすべきだと思う。
おそらく、古巣の仲間は、その対応で東電に協力するために、必死で努力しているはずである。
今日の銀座は、ほとんどネオンが消されている状態らしい。
とにかく、昼間の電気を少なくする様に、個人が努力する必要がある。
発電関係の仕事をしていた私にとっては、それに携わる方の大変さがわかる。
早く、通常状態になって欲しいものと思う。