4月032024
津和野から東大
今日(4/2)は、朝から日差しがあり気温も一気に上昇し23℃に迫る暖かさになりました。
室内の方が冷えている感じでした。
明日は、大雨の予報ですが、桜は、まだ2,3分咲きですので、花散らしの雨にはならないと思いますが・・・?
横浜の高校を「留年→退学」で島根に転校したら、東大に現役合格
「地方留学」で切り開く大学進学の新ルートとの記事がありました。
president
この記事に出てくる彼は、北海道出身で、中学1年の時に両親の転勤で横浜へ。
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校に通っていたが1年で退学し、島根県津和野高校へ転向し、その後東大に進学した。と。
津和野高校では、県外留学を募集し、周りの自然環境を使った活動を行っていて、彼は、「竹林の保全活動」に取り組み、抽象的にいえば空間や場を作ることに興味が湧いて、建築や街作りの本をいろいろ読むようになった。
その専門書等は東大の先生が書いたものが、多く、そんな先生のいる東大に憧れを持ち、調べてみたら東大にも推薦型の入試があることがわかり、その制度なら自分がやってきた活動を踏まえて、学びたいことをアピールできるんじゃないかと思って、出願することに決めました。
見事に合格し、東大工学部で都市工学科で学んだ。と。
更に、進学校出身ではないメンバーによるサークル「UTFR」(東京大学フロンティアランナーズ)でも活動した。子どもたちに東大生を身近に感じてもらい、東大をめざす人たちを支援する活動を行う団体だ。と。
彼は、横浜の高校時代に、北海道大学が高校生向けに行っている「Super Scientist Program」(北大SSP)に応募し、トナカイの研究に取り組んだり、東北へ出かけボランティア活動を行なったりと積極的で、自分でどんどん切り開いていけるパワーを持っていた事で、現在がある様に思えます。
島根県は、人口対策として10年ぐらい前から、高校留学を推進していて、隠岐の島では「島留学」、江津市では「孫留学」としてPRしている。
各高校には、地域コーディネーターを配置して、積極的に取り組んでおられる方も多い。
私も、数名のコーディネーターの方を存じていますが、素晴らしい人たちです。
当初は、こんな事で、他地域から生徒が来るのかな?と本音は、無理では・・。と思っていたのですが、スポーツ部等での来る方も居て、県内全体で考えると、そこそこの留学生が居る様です。
最近は、AO入試とかで、(Admissions Office)、「大学側が求めている理想の学生像」を満たした学生の入学を許可する入試制度等があるとの事で、この彼の様な人は、十分訴える物があったのでは無いかと・・。
彼は、島根でなく他地域であっても、何かしらを見つけ、自分で道を切り開いていった人だと思いますが・・・。
我々の頃にも、こんな入試が有ったら、私も東大卒だったかな?
当時は、私に限らず、自ら色々な事にチャレンジしていく環境も無く、PRする事柄も無かった様な・・・?少なくとも、私は無かったな・・。
私の事は、さて置き、彼は、トナカイ、竹と自然と触れ合う中で、都市計画等の事に興味が広がり、その最先端の技術を学んだ事かと思います。
やはり、スタートが、地方の自然からと言うのは、嬉しいですね。
一見遠回りの様ですが、実は正しい道だった気がします。
このブログを都市部で、ご覧になっている方は、お子様、お孫様を地方に出すのも、良いかも?
花田屋 様
津和野高校から東京大学。
この記事、以前に別のものを読みましたが、今回の君の挙げてくれた記事がより詳しく、興味深く読みました。
自分の目標(やりたいこと)を持つことの大切さを改めて感じます。
好きな事をやるのは、他人から言われて嫌々やることに比べると、はるかに積極的に「どうしたらできるのか?」と考えられますよね。
彼は恐らく、東大でも津和野でも、いい触媒になっていると思います。朝からいい記事の紹介をありがとう。
三歳からの同級生様
>自分の目標(やりたいこと)を持つことの大切さを改めて感じます。
そう思いました。
しかも、何もない島根で、竹に出会い、発想が膨らんでいるのですから、ビックリです。
私の住んでいる所でも、回りを見渡せば、竹林だらけです。
しかし、その地域に住んでいる者は、タケノコに興味を示すぐらいですかね。
>好きな事をやるのは、他人から言われて嫌々やることに比べると、はるかに積極的に「どうしたらできるのか?」と考えられますよね。
そう思います。
しかし、最近は、「進学の為に勉強しなさい。」と言う事で、その興味ある事も奪われるのかな?
>彼は恐らく、東大でも津和野でも、いい触媒になっていると思います。
そう思います。
その為か、今朝(4/3)の新聞に、今年も津和野高校から東大の記事がありました。
今年は、東京中野区出身で、コロナ禍でオンライン授業に疑問を持ち、県外留学を行っている津和野高校を見つけて転校し、地域の方と接する事で、地域の生涯学習に興味を持ち、それを学ぶために東大をOA入試で受験した様です。
この記事の中に、東京にいた時は、「知らない大人と話すのは良くない。大学に進学し、良い所に就職する。」を求められていた。とも書いてありました。
田舎は、通りすがりに知らない人同士が挨拶する事も多く見ます。
小学生等が帰ってくるところに出会うと「お帰り。」と声を掛けます。
都会では、考えられない事です。
やっぱり、大人になる第1歩は、挨拶からでしょうかね。
花田屋 様
やっぱり、大人になる第1歩は、挨拶からでしょうかね。
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ですです!
他人(社会)との関わり合いの最初のツールは挨拶ですよ。
とは言え、都会(さいたまはそれほど都会でもないが笑)では挨拶もほとんどないですねぇ。駄目だぞ。
三歳からの同級生様
>他人(社会)との関わり合いの最初のツールは挨拶ですよ。
やはり、都会の「知らないおじさんには挨拶するな。」は、リスクを恐れすぎる為に、間違った教育になっているのでしょうね。
Uターンした時に、少し戸惑った事を覚えています。
今は、何ら抵抗も無く、知らない人とも挨拶です。