4月082024
ホワイト モーレツ プラチナ
今日(4/8)は、朝から曇りがちの天気で、午後からは雨が降り出しました。
それほど強い雨では無いのですが、今晩も少々降る予定になっています。
桜散らしの雨となるのでしょうか?
今日から小学校の授業が始まった様ですので、明日、明後日ぐらいが入学式で、完全には散らないと思うのですが・・・?
先週日経新聞に「ホワイト モーレツ プラチナ」と企業の位置づけが掲載され、それを受けた各種記事が色々な媒体に取り上げられている様です。
その概要が下記にありました。
投稿記事
上場企業2300社をAIによる分析で、働きやすさは高いが、働きがいは低い企業を「ホワイト」、働きやすさは低いが、働きがいは高い企業を「モーレツ」、両方とも低い企業を「ブラック」、両方とも高い企業を「プラチナ」と分類した。と。
その3つの区分けの定義づけをもう少し詳しく書いてあるHPもありました。
定義記事
モーレツ企業とは、長時間労働やガンバリズムの労働環境が特徴の企業を指しています。残業が多く、休日出勤をしてでも他社に勝ちたいという意識がある企業。
ホワイト企業は、労働環境が良好な企業を指します。残業が少なく、有給休暇の取得が推奨されるなど、従業員のワークライフバランスが重視されます。ただ、仕事の経験や技術の習得がゆっくりなため、将来のことを不安を感じる人がいるようです。
プラチナ企業は、ホワイト企業の特徴に加え、年齢性別を問わず、働くことができる、満足度の高い企業を指します。
その分類された企業の2022年度までの10年間の売上高の増加(スコア上位100社)はモーレツが年平均6.6%とホワイトを2ポイント上回る。
PBR(株価純資産倍率)も同2.5倍とホワイトの2.3倍より高かった。
プラチナ企業は、更に良い数値を叩き出しています。
プラチナ企業の定義は、少々違っている様に思えますが、売上高にしろ、PBRの結果にしろ、うなずける所があります。
私のサラリーマン時代は、やりがいは大きく、働きやすさは、今言われている事から考えると、いまいちだった気がします。(当時は、気づいていませんでしたが・・。)
当時(入社5年目程度)の仕事内容は、火力発電所の大型物件1ケ、小型物件2つぐらいの、ある範囲の設計を任され、部下を2人ほど付けてもらって、仕事をこなしていました。
その設計進捗スケジュールは、生産管理課が作成したものに乗るように、客先との打ち合わせ等の調整から、その為の資料作り、物品の手配等を行いました。
しかし、バブル絶頂期で、その仕事量は、当初から結構な残業量でカウントされていて、その通り上手くいかないのは常で、そのスケジュールに乗せるために、土日の出勤も当たり前の日々でした。
更には、時々、完成し納入が完了している発電所からのSOSにより、緊急出張する事もあり、その為に本来の設計業務が遅れ、取り戻すことが大変だった事も記憶にあります。
そんなドタバタの日々で、発電所が完成し、客先、社内の関係者も参加しての運用開始日での祝杯(私は飲めませんんが・・。)も良い思い出になっています。
その時のお客さんと、いまだに個人的お付き合いをさせていただいています。
しかし、ある発電所の仕事が終わり、少々のんびりしていた時に、ある発電所の担当者が退社するとの事で、私が引継ぐ事となり、引継ぎ打ち合わせでは、さも順調の様に報告を受けたのですが、彼が退社してから、徐々に仕様がほとんど決まっていない事が判り、その遅れを挽回するのに、客先の協力を得たり、発電所の現地メンバーが、その前の担当者とほとんど変わっていない事も有り、かなり協力してもらって、やり遂げた事がありました。
おそらく、前任者は、そのプレッシャーに負けたのだと思います。
当時は、進捗管理もアナログでしたので、上司とか生産管理課でも、進捗状況確認が甘かったのだとは思います。
今やIT化が進み、設計遅れも一目で判る状態になっていると思われますので、今であれば前任者の退社も無かったかも知れません。
そう考えると、個人担当者に負担が掛かる状態で、働きやすさから見ると、少々問題があったと思えます。
古巣の製造現場には、今も、地元企業の方をお連れてして視察をさせて貰っていますが、仕事のやり方は随分改善されていると感じますし、随分社員に優しくなっていると感じています。
とは言っても、機械ものですので、時には予想できないトラブルも発生すると思われ、その時は、電力供給の安定化の為に、1日でも1秒でも早く復旧する為に、徹夜作業等で、その対策を検討する姿は、今も変わらない様な気がします。
そんな事も考えると、相変わらずモーレツ職場と思います。
全ては、判りませんが、プラチナ企業になっているか、それに近づく努力を日々努力をしている様に思えます。
全国の家庭、工場等に電力の安定供給する事の一端に協力出来た事は、私にとって、やりがいだった事は、間違いありません。
Uターンし、研修に出向いている企業では、働き方改革等により、ホワイトに近づく対策を取っておられます。
しかし、やりがいを前面に押し出し、社員もそのやりがいを感じ、時には”モーレツ”に突っ走ってほしいと願いたいです。
花田屋 様
Uターンし、研修に出向いている企業では、・・・・時には”モーレツ”に突っ走ってほしいと願いたいです。
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誤解を恐れずに言えば、中小企業ではホワイト化を目指すと会社そのものが立ちいかなくなる場合が多いと思います。
その意味でも、「ホワイト」なんて曖昧な言葉は使わずに、「労働生産性の高い仕事をする」とはっきり宣言した方がいいと思います。
そしてきちっと利益を出し従業員に還元することをすれば、会社や仕事にに対しての満足度が高い環境になります。なかなか出来ないですが、そこを目指さないといつまでたっても脱皮できませんね。
三歳からの同級生様
>中小企業ではホワイト化を目指すと会社そのものが立ちいかなくなる場合が多いと思います。
職種、規模にもよるとは思いますが、そう思います。
>その意味でも、「ホワイト」なんて曖昧な言葉は使わずに、「労働生産性の高い仕事をする」とはっきり宣言した方・・・。
確かに、「ホワイト」なんて、言葉だけで、釣る様な体質は、止めた方が良いかもね。
>そしてきちっと利益を出し従業員に還元することをすれば、会社や仕事にに対しての満足度が高い環境になります。
是非、そうあってほしいと思います。
>なかなか出来ないですが、そこを目指さないといつまでたっても脱皮できませんね。
そう思います。
しかし、その為の経営改革手法なり現場改善成りの経験が無いと、どこから手を付けて良いか、判らないのも現実と感じます。
その様な事を学ぶ場所は、都市部は民間でもありますが、田舎はほとんどなく、ズルズルとそのままと言う会社が多い様に感じます。
花田屋 様
しかし、その為の経営改革手法なり現場改善成りの経験が無いと、どこから手を付けて良いか、判らないのも現実と感じます。
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そうなんだろうね。
怪しいコンサルもたくさんいるようですが、ここは「花田屋」さんのような経験豊富で具体的な分かりやすいナビゲータが活躍してくれないと。
がんばってください!!
三歳からの同級生様
>怪しいコンサルもたくさんいるようですが、ここは「花田屋」さんのような経験豊富で具体的な分かりやすいナビゲータが活躍してくれないと。
官庁系セミナーから始まり、その後もお付き合いの有る企業も有りますが、残念ながら、官庁系のセミナー1回で終わる企業も有りました。
そうなると、官庁が考える事は、参加企業が少なくなると「企業からの要望が無い」と決めてしまう所があります。
実は、企業がその必要性に感じでいないのが問題で、企業のトップにその必要性を説くところからが重要となるのですが、そこまでは出来ない様です。
江津市は、厚生労働省の予算を取り、他地域の講師等も招いて、色々な研修をしてくれています。
残念ながら、参加する企業は、固定化されていて、その必要性に感じていない企業も多い様です。
今は、要望のある企業のみで出向いていますが、思い出したように連絡のある企業には、喜んで出かける様にしています。