8月042008
“うらやましい安来市”と思うですが・・・?
昨日報告した足立美術館は、島根県の東の端安来市にある。
安来市は、足立美術館の他に日本中に知れ渡った物がもう一つある。
”どしょうすくい”である。
http://www.city.yasugi.shimane.jp/kanko/movie/dojou_m.mpg
民謡 安来節に合わせて踊る、”どじょうすくい”は、知らない人はいないのでは・・・?
それから、国宝級とまではいかないものの、重要文化財をいくつか所有する清水寺が千年杉の中の広大な敷地にある。
京都の清水寺とは、まったく関係ないとの事。
境内には総檜造りの高さ33mの三重塔がある。
1859年、地方大工が三世代に渡って作り上げたらしい。
売店のおばさん曰く、「名のある大工だと国宝級との事」
てな訳で、中へ入ることが許されていた。
三重塔の内部は、とても狭く、勿論電気もなく真っ暗。
その中を狭い階段(お相撲さんは、登れない広さ)を上がって行くと、今話題の”落書き”
マジックを使ったもの、檜に傷つけたものが無数にある。
やはり、見苦しいものである。
三重塔の最上階から見た境内
たまたま、足立美術館にご一緒させていただいた、佐久間ご夫妻が、この境内にある”松琴館”に宿泊するとの事で、夕食に同席させていただき、境内を散策したのだ。
http://www12.ocn.ne.jp/~syoukin/
なかなか風情のある旅館でした。
右の写真は、玄関から真上を写したもの、杉と楓が覆い、秋はとても綺麗と想像できる。
並んだ精進料理
烏賊刺しに見えるのは、わらび粉で作られている。
うなぎの蒲焼に見えるのは、豆腐にのりを張り、蒲焼同様のタレ何度も漬け焼きしている。
潮汁は、何と松茸と冬瓜、三つ葉のあっさりした物。
既に、松茸が出ている様だ。
香りが薄かったが、食感は松茸。
精進料理とはいえ、なかなかこった料理の数々で、美味しく頂いた。
そう言えば、佐久間ご夫妻にご登場いただいていなかったが、彼らの持参したカメラに撮ってあげていたら、私のカメラで撮るのを忘れてしまっていて、写っているのは下記の一枚のみ
清水寺境内にあった、今年の星まわり表の前で、ショックを覚えるお二人。
お二人とも”凶”
私の九紫は、何と大吉!!
ご夫婦は、3日に出雲大社、松江を観光され帰路に。
この様に、観光資源を持つ安来市は、それほどの観光資源を持っていない江津市からするとうらやましい限りだ。
安来市に到着した時は、何とも綺麗で立派な駅舎にまず驚いた。
なんと、正面玄関が自動ドア。
(駅舎の自動ドアは、初めての経験)
駅前には、”どじょうすくい”の町らしいオブジェ
さすがに、観光で裕福な市は、違うなと思ったのだが・・・・・。
清水寺からの帰りのタクシーで
「安来は、良いですね。色々な観光名所があり、財政も安定しているでしょう?」と問いかけたところ、
「いやいや、みのもんたの朝ズバで、夕張市に近い市町村リストで13位に入っていたぐらいで、全然駄目です。」
「・・・・。」
色々と、箱物の赤字があり大変な様だ。
財政安定は、勿論観光だけではないが、足立美術館、安来節と言う絶対的な物が2つもある安来市がうらやましいと思うのだが・・・。
足立美術館で、写真撮影をお願いした、お嬢様二人組みに
「どこから?」
「横浜です。」
「どこを観光するんですか?」
「もう今日帰るんですけど、2泊3日で石見銀山、サウンドミュージアム、玉造温泉、松江と見て来ました。ここ足立美術館が最後です。良かったですよ。」
と言ってくれてました。
やっぱり、島根ブームの様な気もするのだが・・・・・?
山藤様
お疲れ様でした。
今回は時間が無くて江津まで行けず、お呼び立てして済みませんでした。
なかなか良い写真が撮れていますね。思い出しますと言うより、まだ脳裏に焼きついていて「そうそう」とうなづいております。
私が今回の旅でインパクトのあったのは、「清水寺」でした。 全て素晴しかったのですが、他は事前に下調べをして行ったので予想通りでした。 「清水寺」の良さは一言では言い表せませんが、勇壮な自然と仏閣の調和、そして庶民的なおもてなしでしょうか!
安来はそれでもメジャーではないようですが、今の若い世代は安来節は知りませんね。 目の肥えた旅行客が多いのかも知れません。
肥え過ぎると清水寺へ行くのかしら!
いつになるか分かりませんが、次回の島根への旅行は是非江津も訪れたいと思っています。 本当にありがとうございました。
佐久間(奥様)様
お疲れ様でした。
無事のご到着何よりでした。
良い旅で、ご満足頂いている様で良かったです。
島根も、捨てたもんじゃないでしょ。
お蔭様で、私も安来に始めて行く事が出来ました。
今度は、石見銀山、アクアス、津和野と石見の国にどうぞ。
ゆっくり、疲れをおとりください。