6月282011
ハッカーをFacebookが雇用?
今日(6/28)は、晴れたり、急に雨が強く降ったりとめまぐるしい天気。
とんでもなく、蒸し暑い日となった。
先ほど、ビックリ記事を見つけた。
天才ハッカーがFacebookに雇用されたとの記事。
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201106280390.html
こんな事は、日本ではありえない事だと思う。
米国的発想なのだろうか?
企業として、ハッカーに破られないシステムを構築する事は重要ではあるが、明らかにハッカーを行っている人間を雇用するとは・・・。
技術以前の問題である。
ハッカーとかウィルスソフトを作る人間の知識は素晴らしいとは思うが、その使い方を誤ってはいけない。
ハッカーとして、企業の壁を破る事が出来れば、高い評価を得て、就職が出来ると勘違いする人間を増やす事に繋がると思うのだが・・・・?
ITシステムを開発する際に、ウィルス対策、ハッカー対策をしなければならないのは、色々な面でマイナス。
そんな事に頭を使うのであれば、新たなシステムに頭を使ってほしいと思うのだが・・・・。
ちょっとうんちくを一言。ハッカーとクラッカーの違い
をご存知ですか?ハッカーというのは基本的に正義の味
方であり、ウィルスを仕掛けまくったり、政府機関や企
業のファイアーウォール突破に血眼になって悪さをする
やつらのことをクラッカーとしてちゃんとあちらの国で
は棲み分けをしています。ハッカーというのはむしろ研
究者的発想を持った人たちのことを指しているので今回
の件はむしろ歓迎されるべき事だと思います。彼らの発
想や技術がクラッカー退治に運用されるようになること
がこれからの電子社会の正しい道しるべになるものと思
います。ですから何も驚くことではないのです。日本の
メディアは時々(いやいつもかも)誤訳というか間違っ
た英語表現をそのまま掲載してしまうことが多く、間
違った情報として多くの人々に認知されてしまうことが
あります。ぜひこの機会に違いを覚えていただければよ
いかと。ちなみに日本でいうオタクのことは英語では
ギーク(Geek)といいます。ご参考まで。
にわしん様
あらら。
私の勘違いと言う事ですかね。
お読みいただいている皆様へ
にわしんさんとコメント後、電話で話したところ、米国のニュース記事を原文で読んだところ、ハッカーは、良い研究者と読み取れる書き方がしてあるそうです。
日本では、HP等に侵入し自身を名乗り脆弱である旨を知らしてくれる方とHPに悪意を持って侵入し個人情報等の漏洩をもたらす方も、共にハッカーとしている。
しかし、少なくとも米国では、ハッカーは善人、クラッカーは悪人との使い分けがされているとの事。
ハッカーの意味を調べてみると、にわしんさんの言うとおり、日本では、悪い意味で使っていることが多いと書かれていました。
恥ずかしながら、私も悪い意味でしか理解をしていなかったと思います。
改めて、上記の記事を読んでみると、Facebookに雇用された方は、優れた技術者に読めます。
その後、ソニーを責めた方々もハッカーと書いてありますが、にわしんさんが言うところのクラッカーとすれば、意味が的確に読み取れます。
しかし、自身を名乗ったとしても、あるシステムが脆弱にしろ、侵入して良いのかと言うところが、問題にはなりますが・・・。
これから、日本の記事で、ハッカーと書いてあった場合は、どっちだ?と考えないといけないと言う事になりますね。