8月012011
8月初日 暑さ戻る。
今日(8/1)は、昨日までの過ごしやすかった夏も終わったようで、強い日差しが戻ってきた。
最も暑い8月らしい天気となった。
週間予定も、毎日真夏日。
猛暑日までの予報は無く、少し安心はしているが・・・・。
中国電力管内は、三隅火力発電所(100万KW)の修理も2週間ほどで終了し予備率もアップした。
このところの涼しさで、東京電力管内の需要率も70%台。
8月の暑さもほどほどにしてもらいたいもの。
しかし、将来の”エネルギー政策”が決まらない。
将来的には、原子力発電所の縮小方向は、今の福島を見る限り妥当と思えるが、このままの状態では来年初めには定期検査のために、全原子力発電所が停止する。
今の電力網では、原子力発電所相当の発電量を全て自然エネルギーに置き換えることは不可能。
早期に、火力発電所に置き換えられたとしても、CO2問題が残る。
5年後、10年後の目標値を明確にし、置き換えを推進する必要がある。
その中には、発送電分離、スマートグリッド推進等も必要となる。
今年は、土日稼動に切り替えた企業、サマータイム導入企業等も含めた国民の節電にて何とか乗り切ろうとしているが、原発を全て停止したままでは、他の電源への置き換えが、1年で完了するとは思えない。
来年も同様の対策が必要となる。
例えば、既設の火力発電所の全くのコピー設計で建設したとしても、建設完了までに3,4年以上は必要となるのだ。
これでは、日本経済に与える影響が大きい。
票の人気取りのために、”脱原発”を訴える事は止めて、長期施策を真剣に検討してほしいものと思う。
同じ、地震・津波に襲われた福島第二原発、女川原発では、詳細の報道は多く無いが、放射能漏れ等のトラブルは発生していない。
福島第一原発との差異を明らかにし、福島第二、女川と同等レベルの原発は起動しても良いのではないかと思う。
これらの原発は、菅首相が言い出した”ストレステスト”相当の災害に遭遇したわけだし・・・・。
災害復興にも、今の残るリーマンショックの復興にも、的確なエネルギー政策は不可欠。
リーマンショック後、休業企業の雇用の安定の為の雇用調整も3年300日の上限に近づいている企業も多い。
このままでは、その補助が受けられなくなる企業が心配である。