8月302008

またも、水災害

どうも、水災害となると黙っていられない。

深夜の雨で、愛知県岡崎市の方は、不安な時を過ごされたと思う。
地震と違っているのは、災害発生までに、多少の時間の余裕がある事。
しかし、災害時間(浸水している時間)は長時間になることもある。
川のすぐ側だと、流れの音がすごいのだ。音だけで、恐怖を感じられたはず。
建物の下の土砂を持っていかれ傾いている家、相当流れが速かった様だ。

水が引いた後には、各家に水が来たところにラインが出来ている。
このラインは、我家にも残っている。
S47の水害の痕だ。床上1mの所にある。
この時の、恐怖は今も鮮明に記憶に残っている。

報道を聞くと、
「同日未明に岡崎市全戸14万世帯(約37万人)に避難勧告が出され、自衛隊に災害派遣を出した。」と言うのだ。
全戸に伝わったのかな?と少々疑問。

おそらく、防災無線等での配信とは思うが、各家に防災無線が完備されてはいないだろうし、1時間に140mmを超える強い雨だと、おそらくその音に消され、屋外に設置された防災無線スピーカーからの声では、聞こえない家も結構あった気がする。
警察、消防車両の拡声器による方法にしても、全戸だと、なかなか難しい。

今回は、深夜だった事もあり、もし家庭に防災無線を設置していたとすると、かなりの効果は、あったと思われるが、災害が昼間だと外出者も多く、防災無線の設置意味が無い家庭が多くなる。

ここ江津市では、防災無線の各家庭の設置に向け、強力に推進している。
しかし、ほとんど設置者は、いない様だ。
当然だ。
防災無線もデジタル化され使用者側の使い勝手は進歩しているが、受ける側の機能は何十年も前から全く変わっていないのだから。
そろそろ、受け手の事を考慮したシステムにした方が良いのではなかろうか?

私が推進している自治会連絡網”ルコレ”では、会員の携帯電話へのメール配信のため、確実に避難勧告、安否確認が可能となる。
水害発生の可能性が高い、私の住んでる自治会では、その時はこのシステムが効果を発揮すると思っている。
(もちろん、その時は来てほしくない)

水災害の後は、 泥があっちこっちに入ったり、湿ったものが腐敗し匂いが出たり、悲惨な状態。従って、復旧にも相当の時間が掛かるはず。
自衛隊が入る様だが、頑張っていただきたいと思う。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 三歳からの同級生 2008/08/30 10:28:32

    花田屋 様

    最近のゲリラ雨による局地的な被害は、非常に予測が難しいとの報道ですね。

    一昨日の局地豪雨で、当社社員の自宅も床下まで浸水しました。
    あっという間の出来事で、どうするすべもなかったそうです。
    しかも、近隣のほんの一部の地域だけの状況だったようです。

    ルコレ様のシステムがうまく使えれば、被害も最小に抑えられるのかもしれませんね。
    自己防衛の意味でも、各地で近所の助け合いシステムが必要です。

    ・・、と言いながら、実際には小生も同じマンションに誰が住んでいるのかも知らないのが現状です。
    日々の生活に地域がまったく絡んでない都会の冷たい現実が、改めて身にしみます。

  2. 花田屋 2008/08/30 10:57:40

    三歳からの同級生様

    都会での、ゲリラ雨による局地的な災害は、都会の場合宅地造成によるところもあるかと思います。
    下水道の継ぎ足し継ぎ足しで、ある合流部分が規定量以上となり溢れるとか・・・。
    それで、怖いのが半地下にある道路とか、地下にある店舗、駐車場等ですよね。
    先日の女性が車ごと水没した事件もまさにそうです。

    社員の方のご自宅は、床下浸水で、まだ良かったですね。
    とはいっても最近の家は、床下をはぐる事も出来ませんので、
    床下を早期に乾燥させる事も出来ず、後がご心配と思います。

    都会のマンションにしても、一戸建て大開発地域は、ご近所とのお付き合いが希薄となりがちですので、ルコレの様な連絡網システムが必要と思うのですが・・・・。

    各自治体も、発生するかどうか判らない災害にお金を掛けられない事情もある様です。

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