8月192011

江津中 惜敗

今日(8/19)は、全国中学校軟式野球大会にて江津中は、準々決勝富山県代表と戦い、0-2にて惜敗しました。

下記、公式HPの試合経過を見ると、中盤江津中の方が押し気味に展開していたようですが、最後の攻めが決まらず、無得点。
富山代表に6回の1チャンスに2点を奪われ、敗戦しました。

【試合経過】
中学校の試合は、序盤から息の詰まる投手戦を繰り広げる。
江津中学校先発投手小川君が5回まで奥田中学校打線を1安打で抑え、更に、4回には奥田中学校3番椎名(喬)君のライトへの大飛球を江津中学校ライト佐々木君が好捕し、奥田中学校に攻め入る隙を与えない。
対する、奥田中学校先発投手椎名(皓)君は3回裏、一死二、三塁のピンチをピッチャーゴロに打ち取り脱出。
更に、4回裏一死一、二塁のピンチも2者連続三振で切り抜ける。
なんとか、打ち崩したい江津中学校は5回裏一死満塁とし、迎えた4番伊藤君の打席でスクイズを仕掛けるも奥田中学校の堅い守りに阻まれる。
両者一歩も譲らぬまま迎えた6回表、試合を動かしたのは奥田中学校だった。
この回先頭の今大会当たっている8番竹鼻君が左中間への二塁打を放つと、その後一死一、三塁とチャンスを拡大し、2番藤村君の打席で、一塁走者が飛び出し、一二塁間に挟まれる間に三塁走者が好走塁で待望の先制点を奪う。
更に、二死三塁とし3番椎名(喬)君がライト線を抜く三塁打を放ち1点を追加する。
試合はそのまま7回裏まで進み、何とか反撃したい江津中学校は奥田中学校二番手投手小柴君の前にランナーを出すも本塁を踏むことが出来なかった。
前半のピンチを椎名双子バッテリーを中心とする守りで乗り切った奥田中学校の守りがベスト4へと導いた。

何とか、ベスト4(10年前の記録に並ぶ)に入って欲しかったのですが・・・・。
しかし、全国ベスト8です。

選手の皆さん 
全国ベスト8おめでとう。
堂々とした戦いぶりでした。
ご苦労様でした。

このチームの主力は、小学校の時にも全国大会を経験しており、小学校・中学校での全国大会出場です。
是非、3年後に高校野球でも全国大会を経験してほしいものと思います。

とは言っても、全員が同じ高校に行く訳でもないでしょうから、難しい事とは思いますが・・・・。


話題は、変って昨日の読売新聞社HPで、
「火力発電所のトラブルが相次いでいる。原子力に変って、運転時間を延ばしている事が原因」との報道を見つけた。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110818-OYT1T00889.htm

国民の心配を煽る様な、ひどい書き方に、元火力発電所設計者として、こらえきれずにちょっと書くことに。

火力発電所も、当然連続運転には耐えられる設計になっている。
原子力と同様に出力一定での長時間運転ならば、トラブルは起こりづらい。

最近、”電気よほう”として、使用率を予想する情報が新聞社HP等に出ている。
昼間と夜間の需要電力は、倍半分程度。
その為に、DSS(daily start stop)運転といって、朝起動し夕方停止する運転を行えるようになっている。
火力発電所の主な燃料は、石炭、重油、LNG。
特に、LNG火力がDSS運転を行っており、出力変動に対応している。
しかも、ボイラから出る主蒸気の圧力・温度は原子力の数倍。(火力の主蒸気は250kg/cm2、温度は560度程度。ガスタービン火力は更に高い。)
昼間は、DSS運用の発電所は、フル出力を出しているわけではなく中間出力で待機し、電力需要が高まるにつれ、徐々に出力を上げる運転をしている。
原子力発電所の停止により、更にこの出力変動の対応が頻繁に行われる状態になっている。
しかし、この運転は、機器には相当のストレスを与える事となる。

このストレスが原因と考えられるトラブル、緊急対応での運用等によるものと考えられる。

仮に、原子力発電所が数年後に全て火力発電所に置き換わったとしても、その運用体系がしっかり決まれば、安定的に電力を供給する事は何ら問題ないと考えている。
現状の発電供給能力は、ギリギリ状態。
今年は暑いとは言え、昨年のほど手は無い事に加え、各家庭の省エネ、企業の省エネの協力により成り立っている事が大きいとは思うが、電力会社の無理した施策により成り立っているともいえる。
ある程度の火力発電所のトラブルも覚悟した施策ともいえると思う。
トラブルだけを捉え、心配を煽る事はどうかと思う。

2件のコメントがあります。

2 件のコメントがあります。

  1. 3歳からの同級生 2011/08/20 9:45:27

    花田屋 様

    江津中、惜しかった。
    高校でも小・中学校に続いて全国大会での活躍を期待したいね。

    なるほど・・、出力変動の対応が頻繁に行われることがストレスになるんだ。

    消費側のコントロールがもう少し出来ないのかねぇ。
    事業所だけでなく個人レベルでも痛みを分かち合わないと、おさまりがつかない事になるね。

    電力問題だけじゃない。
    この国の、”評論家”だらけの状況・・。
    当事者意識の欠如、責任の所在の曖昧さ。
    2500年間の村社会の弊害ばかりが目立つけど、この国の本当の意味での村社会の良さが今こそ発揮出来れば・・ね。

  2. 花田屋 2011/08/20 16:44:24

    3歳からの同級生様

    本当に、江津中は、惜しかったです。
    でも、よく頑張ったと思います。

    彼らが、どこの高校に進学するかは知りませんが、甲子園に行ってくれたらと思います。

    そうなんです。
    出力変動は、大ストレスとなります。
    例えてして、耐熱ガラスとはいえ、冷やしておいて、その中に熱いお湯を入れると、割れる事があります。
    それは、温度差による熱応力が原因です。

    発電所でも、出力変動させる事で、蒸気等の温度が変化し、タービン等に熱応力が蓄積される事になり、トラブルになる事があります。
    極力熱応力が蓄積されないように運転はしていますが・・・。

    消費者側のコントロールも、近い将来できるようになります。
    各家庭に、スマートメーターなるものが付いて、すべて家電がデジタル化されれば・・・。

    電力だけでなく、色々な事に良い村社会になれば良いですね。

トラックバック URI | コメント RSS

コメント