12月302011
PPSからの供給が進む
今日(12/30)で、今年も残す所2日。
毎日、冬らしい日差しの無い日が続いている。
1週間前は、元旦前後は、晴れマークの予報だったが、ここに来て毎日雨マークの付く予報に変ってしまった。
うっとおしい年明けになりそうだ。
最近、発電・送電分離等の話題を書いているが、今日興味深いニュースが出ていた。
多摩地区の官公庁がPPSからの電力購入に切り替え始めているとのニュース。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20111230/CK2011123002000020.html
以前、東電が官庁等の「電力料を20%程度値上げする」とのニュースが出ての対応と考えられる。
日本は、各家庭の電力の自由化は出来ていないが、官庁等大口顧客の自由化は出来る事になっている。
とは言っても、PPSから供給できる電力量は、ごく僅かで全ての顧客には対応できない。
電力会社間の競争も出来る事にはなっているが、それほど多くは無い。
発電・送電分離が出来ると、電力会社間及びPPSと電力会社間の競争が激化し、かつ各家庭の電力も自由化になると更に競争が激しくなる事が予想される。
いよいよ、電力改革が加速する事の現実味が出てきた感じがする。
政府は、原子力発電所を含んだ電力改革の骨子を発表できないでいるが、既に廻りがその方向で動き出した気がする。
次の選挙を睨んだ消費税論議等の相違で各政党からの離党、新党立ち上げ等が激化しているが、日本経済を考えた復興骨子、電力改革骨子を発表してほしいものである。