3月122012

やっぱりPPS電力不足

今日(3/12)は、午後から雪の舞い散る寒い1日でした。
これが1月ぐらいだと積もる勢いがあったのですが、さすがに3月の為か積もる事は無かった。
しかし、高角山は真っ白に雪景色。

以前より、PPSの話題は何度か取り上げた。
東京都庁が東電の値上げに対抗するべくPPSとの契約をもくろんだが失敗した。
失敗したと言うか、PPS側に発電量が無かった。

そのことを含めたPPSの事が取り上げられている記事を見つけた。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120312k0000e040173000c.html

題目に”落とし穴”と言う言葉があるが、これがPPS側に発電量が無かったと言うことだ。

PPSと書いてもご存じない方の為に、少し書くと、従来は電力会社等の発電会社からの供給のみでしたが、電力自由化と共に、電力会社に売電するIPP(独立系発電事業者)と電力を直接顧客に売電するPPS(特定規模電気事業者)が出来ました。
発電量を見ると国内の全電力量の内IPP15%程度、PPS3%程度です。
IPP業者がPPSへ鞍替えしたとしても(電力会社との長期契約を締結しているはずで、簡単に鞍替えできるかどうかは不明)、全電力の18%程度。

現状のPPSは、国内では3%程度ですが、東京電力地域では7%程度はある様です。
とは言っても、絶対量が少ないのは、どうしようも無い。
PPSは、2000年からの参入なだけに、絶対量が少ないのも当然。

IPP、PPSが参入したのも電力改革の大きい1歩だった。
今回の電力不足、電力値上げを機にして、更なる電力改革を進めるチャンスだと思う。
新たなPPS業者が参入しやすい環境を作り、かつ電力会社間の競争も出来る環境が必要だと思う。

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