1月092009

情報流失の問題

相変わらず、ファイル共有ソフトWinnyによる流出が相次いでいる。

http://www.asahi.com/national/update/0108/TKY200901080246.html

今回の、この流出は、許しがたい物だ。
この記事が出た1/8 22:40現在まだこの流出ファイルがダウンロード可能と言うのだ。
全くひどい話だ。

このWinnyソフトは、純国産品で東大の助手が開発したものだが、この助手は逮捕されているはず。
にも関わらず、未だに使用者が多数おり、このWinnyによる情報流出が後を絶たない。
困ったものを開発したものだ。

Winny自体は、使い方によっては良いソフトなのかもしれないが、その中にAntinnyとかのウィルスソフトが乗っかると今回の様な事件が発生するのだ。
これらの事件により、会社で使っているPC等からは、おそらくWinnyは削除され管理されているので、流出はそれほど無いものの、会社の重要データを個人持ちのWinny入りPCに転送して作業を行った事により発生している事例が実に多い。
私も、サラリーマン時代データを持ち帰り、自宅のPCで良く作業したものだ。
ただし、私はWinnyをダウンロードしてなかったので、問題発生は無かった。
しかし、この様な事件が発生する様になってからは、データ持ち出しの管理が厳しくなり、会社支給のモバイル様PCを持ち帰り作業する事にしていた。
その時は、「重たいな!!めんどくさいな!!」と思ったことも事実ではあるが・・・・・。

しかし、会社によっては、与えられるPCは1台のみ。
しかもデスクトップ。となると色々な事情により自宅で作業をするしかない時は、データを持ち帰り、自宅のPCで作業となるのだろう。
自宅のPCにどんなソフトを入れているかは、会社は関知する立場には無い。
会社のデータを持ち出して作業して良いと許可しているかどうかになるが・・・・。
おそらく、会社は許可したとは言わないはずだ。

Winnyをダウンロードした本人は、多少のPCの知識はあるはずだ。
これだけ、Winnyの事件を報道しているのに、危険ソフトであるとの認識を持たないのであろうか?
PC初心者が、ウィルス検出ソフトの重要性を理解せずに、入れないのと同じ心理?
「自分は、大丈夫」
と言う、訳の判らない自信から来るものなのだろうか?

今もWinnyソフトが自由にダウンロードできるみたいだが、この取締りができない物なのだろうか?
開発者が逮捕されているのに、まだそのソフトが生きていることが・・・・・。
今までの事件に鑑みかつ今後の事件を防止も考えて、Windows上で、Winnyのソフトが無効にできるソフト開発は出来ない物だろうか?
誰が、開発費を出すのかな?

12件のコメントがあります。

12 件のコメントがあります。

  1. おっちゃん 2009/01/09 2:15:43

     神奈川県立高校の06年度の全在校生約11万人分の個人情報の中に我が家の子供ら2人が該当してます。

    去年12月10日に突然、日本アイ・ビー・エムと神奈川県教育委員会の連名で封書が来ました。

    —————————————
    9月に名簿データとウィルス感染ウイニーがIBM委託先パソコンで見つかったが流出の事実は確認されなかった。24時間監視体制の中11月11日シェア空間に流出している事を確認
    12月8日現在まではウイニーにはデータが流れていない。シェア空間の名簿データは削除出来ていない由

    対応策検討中のお詫びと不審な動きを感じた場合の相談窓口が記されていました
    —————————————
    いわゆる、被害者予備軍?としては対応策が講じられる前には公にはアナウンスしないと思っていましたが、中途半端なこの次期に何故報道するのか、誰に注意を喚起しているのか解りません。

    新学期に口座等一斉に切り替えた後ならわかりますが、ニュースによって被害の危険性が高まったような気がします

    Winnyのソフトが無効にできるソフトより、まずウイルスをなんとか出来ないのか?強制アップデートが得意な某ソフト会社なら出来そうだが。。。

    ピュアP2PやPeerCastは今後の個人ブログの発展する方向だと面白いのですが、花田屋放送局をやりませんか?

  2. 花田屋 2009/01/09 10:35:44

    おっちゃん様

    いやいや、そうでしたか。
    “おっちゃん”さんは、被害者でしたか。
    確かに、神奈川県ですから、古巣の方にもいっぱい対象者は、いるはずですね。

    事件の経緯の詳細は、報道されていませんが、昨年に発覚した物だったんですね。
    確かに、未だに対策が講じられていない今の報道発表は、いかがかなと思いますね。
    これによって、そのファイルを探す愉快犯が増えないことを祈るのみです。

    確かに、Winnyよりそれに取り付くウィルスが問題ある事は事実です。
    ソフト専門屋で無いですので、Winnyの良し悪しは、はっきり明記できませんが、P2Pでのファイル交換ソフト技術は、必要ですから、新たなファイル交換ソフトが出る事を期待します。

    花田屋放送局・・・・・。
    出来ると良いですね。

  3. 千葉の旧友 2009/01/09 11:39:44

    Winnyは素晴らしい技術のソフトだと思います。
    P2Pは今後必要なものです。

    全てウィルスが悪い!

  4. 花田屋 2009/01/09 11:51:16

    千葉の旧友様

    Winnyは、すばらしいソフトだと私も思います。
    しかし、ウィルスが悪い事は、言うまでもありませんが、現在は、危険ソフトです。
    何らかの対策が無い限り、それなりの個人情報を扱う人は、認識すべきだと思います。

    P2Pは、今後に必要な技術だと私も思います。
    Winny等でトラブルも発生する事が、実証(?)できた訳ですから、早い対策を求めたいですね。

  5. おっちゃん 2009/01/09 13:52:19

    ウィンドウは詳しくないのですが今はウイニーよりshareが主流なのでは?これからはAntinnyなどの制裁的悪意があるワームやポート管理しない事が危険だという事を広めないと日本製だけでも20種はあるすべてのファイル交換用ソフトが危険でなおP2Pソフトすべてが危険だという事になるのでは?

    東大の助手は係争中でそれも著作権法の既知かどうかの容疑だったと思います、係争中の為、対策版ウイニーのアップも出来ない状態らしく、見せしめ逮捕で拡散防止の対策になっていないのが現状だと認識しています

    家の大学生は、Skypeユーザー間で、無制限の無料音声通信が可能なので、無料麻雀サイトに全国各地に帰省した仲間同士で集まり、正月麻雀大会をしてました。
    部屋から話し声が聞こえているので客がいるのかと思いました
    すべて無料で文系でも利用出来るレベルです

    これからのお年寄り時代にはいろいろアイディア出せそうです

    P2P技術は大企業が商売するには難しいが、個人事業なら出来るサービスのヒント沢山あります

  6. 千葉の旧友 2009/01/09 14:11:32

    ウィルス対策を実施していないことは周りの人に迷惑になります。

    説明すると
    ①ウィルスメール送信
    ウィルスの無い環境でいるAさん、ウィルスに侵されたPCを持つBさんがいます。AさんとBさんはメールしているのでBさんのメールソフトにAさんのアドレスが存在します。
    BさんのメールソフトにはXさんのメールアドレスも存在します。

    BさんのPCのウィルスがBさんのメールソフトにあるアドレスを勝手に組み合わせてウィルス付きのメールを送ります。
    上記の例でいえば、Aさんを差出人に偽装してXさんにウィルスメールが届きます。
    Aさんはウィルスに感染していないし、送信もしていないのに、XさんからAさんに「ウィルスメールが来た」と文句を言われる。
    企業の場合、上記のような「お前の会社からウィルスメールが来た。しっかり管理しろ!」とクレームが来るのです。
    上記の説明をするのですが、誰がウィルスに感染しているか知る由もありませんので、ウィルス感染している人が気づき、対策するまで子のウィルスメールが飛び交います。

    ②知らずに特定のサイトへのアタックに参加(協力)している
    Bさんのパソコンのウィルスにはある日時に特定のサイトに異常な接続をするウィルスが感染しています。
    Bさんは全く気付かずパソコンを利用していますがパソコンは上記の特定サイトへの異常接続を続けます。
    Bさんのようなパソコンが世界に多数存在すると、特定のサイトは大量な異常接続のため正常な接続ができない状態になります。(この攻撃をアタックといいます。)

    Winnyにつくウィルスはまだ感染パソコン中のファイルをP2Pの世界に流すので自業自得ですが、上記のように周りへの迷惑は考慮(理解)してほしいものです。

  7. おっちゃん 2009/01/09 14:24:12

    >①ウィルスメール送信
    CCでメールを送ると見も知らない人にメールアカウント送られるのでせめてBCCにしてくれと頼んだ事があります
    >②知らずに特定のサイトへのアタックに参加(協力)している
    去年対策無しのパソコンをネット接続した奴が瞬時に24個のウイルス感染して、サイバーポリスからトラフィック障害を起こしているとISP経由で電話連絡されました。

  8. 花田屋 2009/01/09 14:32:02

    おっちゃん様

    定義が誤っているかも?
    私は、あくまでも個人情報を扱う方のPCにWinnyを搭載すると、危険ソフトになり得るとの認識です。
    もちろん、その犯人がウィルスなのですが・・・。

    ファイル流失があっても、問題無い物ばかりを扱っているPCで、ファイル交換ソフトを楽しむ事は、何ら問題は無いと思います。

    よって、個人情報を扱うPCに他のファイル交換ソフトを入れ、P2Pを行う事は、当然そのファイル全て危険ファイルとなります。

    とは言っても、全てのPCから正常なる状態でP2Pが楽しめるようになれば良いと思っています。

    Skypeで、麻雀ね。
    できますね。
    さすが、大学生は、進んでいますね。
    お年寄りには、簡単に使えるSkypeで、何か出来ないかと、私も思います。

    とにかく、ウィルスですね。

  9. 花田屋 2009/01/09 14:33:43

    千葉の旧友様

    ウィルスの事例紹介ありがとうございました。

    そうなんですよ。この近所の方も他人の迷惑になると言う認識をしていただけない方が多いのです。
    何とかしなければ・・・・・。

  10. 花田屋 2009/01/09 14:43:25

    おっちゃん様

    >①ウィルスメール送信の件
    気持ちは、判ります。

    >②知らずに特定のサイトへのアタックに参加(協力)しているの件
    ISPから、電話が掛かってくる事があるんだ・・。
    よっぽど、ひどいアタックを受けたのでしょうか?

    確かに、瞬時に色々な物が入ってきますよね。
    先日も、ウィルスバスター2008から2009にシステム変更のダウンロードを行っている時、まずは2008をアンインストール状態にしますので、一時的にウィルス対策ソフトをいれて無い事になります。2009が正常にインストールされて、まずスキャンすると、何かしら2発ぐらい、ワクチンソフトが稼動しましたね。

  11. 千葉の旧友 2009/01/09 19:08:46

    >ファイル流失があっても、問題無い物ばかりを扱っているPC
    P2P専用パソコンを作らなければ、こんなPCは無いですよ

    今の段階ではウィルス対策ソフトの導入をして、パソコン内全ての情報を暗号化しておくしかないでしょうね。

  12. 花田屋 2009/01/09 20:06:09

    千葉の旧友様

    確かに、専用PCがいるかも?

    確かに、今の段階では、ウィルス対策を完全に行い、暗号化は必須ですね。

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