2月162009
緊急内水排水機器
先日、町内のYさんから
「緊急内水排水機器の係を受けてくれない?」との依頼があった。
「はい。お受けします。」とその任を受ける事とした。
緊急内水排水機器とは、雨等による河川の増水時に、堤防にある水門を閉め、堤防近郊の地域の増水分をポンプで組み上げ河川に 流すポンプだ。
この辺りは、江の川の河口から1kmぐらいの所で、水害発生予想地域で昭和47年には、我家も床上1mの床上浸水の被害にあっている。
その後、従来よりも3m程度高い堤防が出来て、この緊急内水排水機器も配備されたのだ。
そのおかげか、雨が少ないのか、その後は大災害は発生していない。
システムは、まず下記の水門を閉める。
内水は、下記左のフィルターを通過し、建屋内のピットに設置されたポンプを経由し出口弁を経由し排水口から川に流される仕組みのはず。
システムについては、外側から見ての確認の為、多少違いがあるかも知れないが・・・・。
この設備は、国土交通省が設置し、設備のお守りを市に委託し、更に近所の方に委託しているのだそうだ。
その任務とは、1ヶ月に1度の点検と、緊急時に出動し、上記に書いた水門の閉止とポンプの起動だ。
更に、通常水位に戻った時の、ポンプ停止と水門の開作業。
この点検作業は、発電所の建設等に立ち会った事のある私にとっては、たやすい仕事だ。
正式には、4月以降に任命され詳細説明を受ける事となるが、簡単に理解できる事と思う。
ただし、市職員でこの設備に多少携わっている方に立ち話で色々と聞いてみると運用に対して疑問な点がある。
その係は3人。
昭和47年の水害時には、被害に遭った家の方ばかり。
となると、いくら地域の安全を守る為とはいえ、我家が一大事になっていれば、それどころでは無くなるはずだ。
そのバックアップ体制が出来ていない様なのである。
更に、建設された堤防及びポンプ容量は、昭和47年度の水害と同等レベルの降水量があっても問題ないように設計されている。とは言うものの、最近の水災害を見ると「予想以上の雨量で対策が出来ませんでした。」との会見を良く耳にする。
これを受け、想定外の雨量があり、堤防決壊の危険性が発生したり、ポンプが何かの要因で容量で出ないとき等の操作のマニュアルは、あるのかと聞くと、全く無い様なのだ。
詳細は、詳しい説明を聞かないと判断できないが、どうやら日常点検の事が主になっている様だ。
本当に必要なのは、水害が発生した時だ。
水害が発生すると、色々な事がパニックとなり冷静な判断が出来なくなり、大災害になる事もありうる。
例えば、堤防が決壊レベルまで水位が上がり、係員にも避難指示が出た場合、水門及びポンプの状態はどうしておけば良いのか?
私の今の考えでは、水門を多少開して徐々に地域内の水位を上昇させるべきだと思っている。
水門を締め切っていて、一気に堤防破壊となると被害も大きくなると予想されるからだ。
ただし、これはあくまでも予想の範囲で係員が判断することではない。
電話回線等の通信手段が生きていれば、遠隔での指示を受ける事は可能だとは思うが、それも災害時はどうなる事やら?
緊急時のあらゆる状態を判断した、安全対応を定めておくべきで、対応に変更が発生した場合に通信網が生きていれば、その都度変更するのが正しいあり方だと思う。
そのマニュアルは、国土交通省が決めるべきなのか、市が決めるべきかは定かでないが・・・。
正式な説明を聞いた訳でも無いので、この様なブログをアップするのは時期尚早なのかも?
別途、正式任命され説明された時に再度報告はしますが・・・・。
訂正です。
機器接続に不明なところがあり、先ほど確認したところ、建屋内は、バックアップ用のディーゼル発電機のみで、ポンプは、建屋の写真の右の円筒形の筒が4つ見えますが、それがポンプだそうです。
私は、ポンプをフィルターと思っていました。
建屋の中にポンプがあるものと思っていましたので、出口弁の手前に何故フィルターがあるのかが不思議だったのですが謎が解けました。
私の認識している縦型ポンプとイメージが違いすぎていました。
失礼しました。
このブログだけでは内容が理解できない。
人命に関する事なので不明点、疑問(改善できること)を
しっかり確認、主張が必要だと思います。
地域貢献頑張れ!
千葉の旧友様
失礼。
地域地図とか付ければ良かったかな。
災害に関しては、過去の経験も含め予想される範囲は、検討し、対策しておく必要があります。
少なくとも、人災にならないようにしておかなければと思います。