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東京への旅たち手助け

1. 初めての司会

大学時代の同級生からの依頼で就職1年目でした。

特に仲の良い友人でしたので、二つ返事で受けたものの、結婚式の
出席すら一回
出ただけで、何も判らないのが本音でした。

しかし、音楽仲間のコンサート等でちょっとした司会の真似事も
行っていたり、
普段からしゃべりには、多少の自信を持っていたので、
気軽に引き受ける事としました。

当時、行着けだった新宿のスナックに、時々結婚式の司会をやって
いる常連さんが
居ましたので、過去の結婚式の原稿のコピー
(式場によっては、原稿案をもらえる。
それと大差ないもの)を
頂き原稿を作り上げ、後は祝辞をする人、余興をする人を

聞くだけとなり、数日前に、その名前を聞き原稿に落とし込んで、
余裕しゃくしゃくで
会場入りしました。

ところが、正装された方が会場入りされたとたんに、重たい空気が
流れ始め、
「余裕」の文字が「緊張」に変わり、開会の挨拶の
「それでは」の「そ」がでない。

「そ、そ、そ、それでは・・・・」と緊張もピークとなり、後は
原稿を読むのが
精一杯でした。

式場側との数日前の事前打合せ時の担当者は、

「結婚式が2時間半で、主賓を除き祝辞・余興は、8組づつは
 出来ます。」

と言われ、その通り予定していたのですが、式場からの式次第案で
見ると
媒酌人の挨拶から、主賓挨拶、ケーキカット、乾杯までが
40分の予定が、
なんと媒酌人の挨拶だけで30分掛かり、更には、
お色直しが25分から30分と
言われていたものが、当日は大安で
式場も込んでおり、写真撮影に時間が掛かった
とかで40分も掛かり、
再入場まで予定ですと65から
70分のところが100分となって
しまい、後は、押せ押せで式場からは、

「2時間半で必ず終わってください。」

とプレッシャーは掛けられるし、急遽新郎新婦の了解の基挨拶の
2組カットして、
2時間45分ぐらいで終えた苦い記憶があります。

ポイント

1) 祝辞・余興は6組づつの12組 

私の始めての式場は、たまたま標準時間が2時間30分で
したが、
一般的には2時間で伸びても2時間半まででという
所が多いようです。

この式の後からは、お色直しが1回の場合は主賓の祝辞を
除いて祝辞・余興は
6組づつの12組としました。

普通に進行すると10分程度は、時間に余裕が出来ますが、
その調整は、
新郎新婦へのインタビューで行いました。

(詳細は「5.仏滅結婚式は、長くなる?」にて紹介) 

お色直しが2回の場合は、5組づつの10組にし、更に
本位ではないですが、
電報紹介をお色直しの時に行いました。


2) 媒酌人の挨拶を短くしてもらう方法

おそらく、媒酌人から

「履歴とか趣味とかわかる資料を提出してほしい」

と新郎は、頼まれていると思います。
中には家柄、親の履歴まで
要求される方もいる様です。

物の本には、

「極力新郎新婦のお家の良いところはご紹介しましょう。」

と書いてあるようです。

その資料は、司会者は目を通していませんのでどんな紹介を
されるか
判りません。

それで、新郎新婦にお願いしてほしいのが、小学中学名は
大した影響は無いため、

「地元の小、中学を経て***高等学校、***大学を
ご卒業されました。
学生時代は、中高と野球をやられ、
高校時代はサードで活躍されたようです。」

程度にしてもらうようお願いし、更には
「5分から10分で済ませてほしい。」

とはっきり言ってもらった方がよいと思います。
あまり沢山の資料は、渡さないようにしてもらいましょう。

媒酌人の方は、初めてという方も多く、かつ、初めての方は
時間の観念が
(余裕が)無い様です。

私の経験からすると学校の先生が比較的長い様です。

5分から10分とお願いしても、15分程度と考えたほうが
良いかと
思います。

更には、不思議な事に、媒酌人の挨拶が長いと、それにつられ

主賓も話しが長くなる傾向がありますので媒酌人の挨拶の
時間は、
結婚式を上手く行う大きいポイントとなります。


3) 主賓の挨拶を短くしてもらう方法

媒酌人にお願いすると同じように、新郎新婦から

「3分で済ませてほしい」

と必ず言ってもらった方が良いでしょう。

更には、余裕があれば主賓の方がお来しに成ったときに
ご挨拶し

「たくさんの方々にご挨拶頂くことになっていますので、
3分以内にて
お願いします」

と申し出る方が良いでしょう。

これで、5分程度となると思います。