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東京への旅たち手助け

2. アシスタントは、必要?
1) アシスタントが付いた時の失敗

数回目の司会のとき、
「新婦の友人が高校時代放送部だったのでアシスタントを

 頼んである。」との事で
「あっそう。掛け合いも面白いかも。」

と思いアシスタント付で行う事にしました。

これが、間違いの始まりでした。

高校時代放送部でも、彼女は、披露宴の司会は、始めての
経験で、正装した
お客様の前では、舞い上がってしまった
ようで、原稿どおりもしゃべれない。

(すべての方がそうとは思いませんが)

****大賞受賞式同様アシスタントが来賓を紹介するのを
イメージしていたのですが、
当然、来賓を紹介するのにも
彼女は疾駆八苦でした。


  

ポイント

初めての司会のときは、経験のないアシスタントは
付けてもらわないほうが無難です。

二人して疾駆八苦では、来賓の方々は聞きづらい事この上
ないと思います。


2) アシスタントがプロの経験

1)の時とは、逆でアシスタントがプロ中のプロを
経験しました。

1)の後は、素人の方を用意されるとの申し出は、
ことごとくお断りしていましたが、
ある日、東京麻布の
行着けのお寿司屋さんの板前さんから司会を頼まれ、

良く行っていたこともあり、おそらく司会の話もしていた
のでしょう。

「良いよ」と受けたのですが、その後店に行ったら、
新婦は、ある放送局の中にある
喫茶店で働いていてプロの
アナウンサー(今は、TVで味のあるナレーションを

担当しているR.Sさん。)がアシスタントをするのと、
放送作家が原稿を書いて
くれるとの事を新郎から聞かされ
困惑しながらも、式数週間前にみなさんの顔合わせに

出向いてみました。


業界用語が飛び交うは、世界が違うと思いました。


それで、その次の日、アナウンサーの方に電話し、

「もし、プロの皆さんでやってあげる事となったけど、
 新郎が司会者を先に頼んで
しまったので仕方ない。と
 思っていらっしゃれば、私はいつでも降ります。」

「私は、結婚式の司会は経験が無く、経験豊富な方と聞いて
 いるので、
プロもアマチュアもないので一緒に結婚式を
 盛り上げましょう。」

と言われ一緒にやらしていただく事になりました。

一週間前には、原稿を送りますと言うことであったが、
頂けたのは式1時間前。

ほぼぶっつけ本番では有りましたが、掛け合いも楽しく、
そこそこ来賓の方にも受け、
良い司会が出来たと思っています。

(放送作家からも良かったですよ。とお褒め頂いたが、ちょっと
 おせいじ?)


掛け合いのコツとしては、男性司会者は、新郎を落とす側、
女性司会者は、
持ち上げる側とすると良いバランスとなります。

このとき、驚いた演出は、新郎側・新婦側各10名程度に
並んでいただき、
1分スピーチをお願いするというもの。

1分前後で、「のど自慢で使う鐘」を鳴らす事で、打ち
切ってしまう方法。

行うまでは来賓に失礼かと思っていたら、最初 から1分でと
言うとそれなりに
皆さんやっていただけるもので、思いのほか
盛り上がりました。

さすがプロの演出家と関心しました。

冒頭プロのアシスタンスと書いてしまいましたが、一緒に
司会をさせていただいたと
書くべきと思います。

私の司会経験の中でも、もっとも楽しく出来、勉強になった
司会になりました。

プロのしゃべりは、敬語・丁寧語等の使い方はもちろん滑舌も
良く、隣にいても
やわらかいなんともやさしい語りに、
酔いしれた記憶があります。

(今は、低いトーンでのナレーションをされ、番組にマッチ
していると感心してしま
いますが、その時は、女性らしい
アナウンサーの声として記憶に残っています。)



ポイント

なかなかプロの方と組む経験は出来ないと思いますが、
素人二人で掛け合いをする
場合は、進行する分担をしっかり
決めておく事が必要です。
私は、このプロとの経験後、もう一度だけ二人での司会を
行いましたが、この方も、私の知り合いで結婚式の司会のプロ
でしたので、これまた上手くいきました。