会社の後輩から、突然の電話。
彼が結婚する事は既に知っており、
「*月*日、空いていませんか?」
おそらく2次会のお誘いと思いきや
「長野まで来てもらえませんか?」
「長野?」と聞き返すと
「頼んでいた司会者が、タイに出張で帰ってこれなくなりました。
何とか司会をお願いできないでしょうか?」
これが結婚式10日前でした。
早速、その日の夕方に新郎と会い、次の土日に新婦も含め会う事に
しました。
会ってみると、祝辞・余興等は大体決まっていましたので、
時間もないことからそのまま行う事して話しを進めました。
新郎の親族が、少し前に結婚していた事で、新郎・新婦共に結婚式の
イメージを持っており、いろいろと話すと
「長野は、結婚式の間、親族は、座っていてはいけない。
お酌をして回るのが通例」
「今回、田舎の年寄りが多く出席するので派手な音楽は、駄目」
「最後に、お返し万歳をお願いします。」
「お返し万歳?」
「最初は来賓代表が、新郎新婦と親族の幸せと健康を祈願し万歳。
お返し万歳は、そのお返しとして親族代表が来賓の皆様の幸せと
健康を祈願し万歳」との事。
イメージが湧かない。
親族の結婚式のビデオがあるとの事で見せてもらうと、
確かに来賓挨拶を誰も聞かず、親族は、お酌して回るは、新郎新婦の
前は、ビール、徳利を持った方が長蛇の列でした。
せっかく、新婦のお兄さんがクラリネット演奏(長野のフィル
ハーモニーに参加されている方で上手い。)をされている時も
新婦は聞けない状況でした。
「お返し万歳」も、普通の如くとりおこなわれていた。
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